３１ ページ33
雷門中と帝国学園の試合が始まった
私は、相変わらず様子見をしていた
相手はエイリアじゃないなら…
瞳「A、貴女の実力を見せるいい機会よ。
決心が固まったら、すぐに出すわ」
主「姉さん…、分かった…」
雷門中と打ち解けるには時間が足りない
少しでも利益になることをしなければ
エイリア学園と戦う時に足を引っ張る…
佐「皇帝ペンギン……」
鬼「その技は、禁断の技だぁぁ！！」
佐「１号ッッ！！」
帝国学園のFWが繰り出したその技は
赤いペンギンを召喚する独自の技だ
あれはエイリアでも打つことが不可能
それほど危険性が高い技なのだろう
主「(凄まじい威力…、あれならエイリアを
倒せる技になるかもしれないな…)」
皇帝ペンギン２号なら見たことがある
帝国学園の強力な必殺技として存在し
雷門中を大いに苦しめたのだ
それの強化版となれば、なかなかの…
佐「うあっあっ…！」
主「(……なんだ？)」
シュートを打った本人が痛みに悶えた
肩を抑え、苦痛に震えるように見える
あれが、皇帝ペンギン１号の代償か
円「《ゴッドハンド》！！」
以前、中継で見たことのある光景だ
円堂はフットボールフロンティアで
あのシュートを止めて勝利したのだ
だが、今回の皇帝ペンギンは違った
円「ゔぁっ！！」
ゴッドハンドを粉砕したシュートは
円堂を巻き込みながらゴールに刺さる
開始数分で先制点を奪われてしまった
やはり、この強化に関わっているのは
エイリア皇帝陛下と呼ばれるあの人だ
鬼「佐久間…、何故……！」
佐「……見たか鬼道！
これが俺の、皇帝ペンギン１号だ！！」
鬼「二度と打つな！それは、禁断の技だ！」
鬼道が焦るのも無理はないだろう
打った者があれほど悶え苦しむのだ
使用することを禁じられたシュート
肉体強化をしていない人間が打てば
最悪の場合二度と立てなくなる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美鈴愈 | 作成日時：2019年1月24日 15時
