星のように流れる (ページ25)

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漫遊寺中の話を聞く限り、彼らには
エイリア学園と戦う意思を感じない
話し合いでどうにかなると思っている

主「(河川敷が特訓場所として使えるのか。
夜更けには戻れば問題ないか……)」

円「郷星～！一人で何してんだよー！
どんな特訓にするか話し合おうぜー！」

主「……あ、あぁ」

一人で特訓して、一人で強くなること
それが普通で、今までもそうして来た
そのいつも通りをやろうとしていたが
今はもう、そうでなくなったのか

円「一人で練習法でも考えてたのか？
いい方法があるなら教えてくれよ」

主「……私は、今まで一人で練習していた。
個々の能力を引き出すことはできても、
チームでのサッカーを知らない」

サッカーとは個々の競技ではない
チームが一丸となって完成するもの
そうと分かっていても、それを避け
ずっと一人で練習場に篭っていた
人と、サッカーができないんだ

円「……ならさ、これから頑張ればいいんだ。
確かに、サッカーはチームスポーツだし、
仲間と力を合わせることはすっげー大事な
ことだと思う。でも、自分の力を理解して
鍛えられるのってさ、簡単じゃないだろ？」

主「……そう言う、ものなのか」

円堂と私の価値観はかなり違うらしい
私の普通は円堂にとって見方が違う
同時に、円堂の価値観も私とは違って
何が正解なのか分からない

塔「あたしさ、Aのプレー見てみたい。
一緒にやれば何とかなるって！」

円「いいなぁそれ！それじゃあ明日から…」

特訓についての話し合いが始まった
あーだこーだと言っているメンバー
それを見ているしか出来なかった
エイリア学園を止めるためにここへ
来たものの、正解が分からなくなった
どうすれば納得のいく答えが分かる？