１８ ページ20
先日の身元が嘘だと分かってしまったら
エイリア学園に対する思いも嘘だろうと
思われても不思議ではない
主「恨みがあるのは事実だ。サッカーを破壊の
道具に使うなど、許さない」
円「そっか…。……あれ？お前、サッカー
やらないんじゃなかったっけ？」
主「状況が複雑で、それも嘘をついた。
サッカーは昔から嗜んでいる」
再び響く声は、なかなかに新鮮だった
大声を出すことなどなくなってしまい
置かれた劣悪な環境で苦しかったんだ
エイリア学園を裏切った私の罪、どれ
ほど大きいものになってしまったのか
主「(……ヒロト、少しの間お別れだな)」
離れるのは、実は寂しかったりする
昔から仲が良くて、サッカーもした
決別したと言っても心残りがあって
それがずっと心の取っ掛かりだった
次に会う時は、完全に敵になる
瞳「乗りなさい。貴女の力は、エイリア学園を
倒す為に役に立つ。ゆっくりで構わないわ」
主「ありがとう姉さん、努力はする」
私のことをよく思わない人もいるだろう
前触れなく決まったキャラバンへの加入
サッカーをする姿すら見せていないなら
信頼などあるわけもないか
主「雷門イレブン、恐縮ながら世話になる。
エイリア学園を倒したい気持ちは同じ、
考えは実力で示す」
円「おう！期待してるぜ」
伸ばされた手、握手など久しぶりだ
戸惑いながらも、私は土汚れが目立つ
グローブの上から手を重ねた
どれくらい努力したのか触れて分かる
こいつは天性のサッカー馬鹿だと
主「エイリア学園を、私は許さない」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美鈴愈 | 作成日時：2019年1月24日 15時
