星のように流れる (ページ15)

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雷門中の特訓の様子を監視しながら
数日経った。戦う時が来たらしい

主「……円堂守、約束通り見に来た」

円「来てくれたのか！」

円道守と風丸一郎太以外、私のことを
見た者はいない。姉さんも知らなかった
私が、この試合を見に来ることなんて

鬼「円堂、知り合いか？」

円「この前、キャラバンの前で会ったんだ。
俺達と同じように学校を壊されて、エイ
リア学園を倒してほしいって…」

どうやら、他の連中も納得したらしい
その場しのぎの嘘だったが、どうやら
上手い具合に転がったらしい

主「残念ながら、私には奴らと戦えるような
力がないんだ。こうして、雷門中が学校
を破壊された人達の代わりに戦う様子を
見ることしかできない」

円「俺達は強くなった。エイリア学園なんかに
絶対に負けない！」

意気込みを聞いて、少し安心した
すると、見計らって来たかのように
今にも嵐が来そうな空に変わり果て
薄気味悪い光が離れた所に出現した

主「力になれなくて、悪いな」

姉さんやマネージャーがいるコートの
外に出て、試合を見ることにした
姉さんには来ることを伝えなかったが
特に何か聞かれるようなことはなかった

秋「一緒に、雷門を応援しましょう…！」

主「もちろん、そのつもりでここに来た」

拝見させてもらう。雷門中の成長を
私達を倒すに値するか見極めてやろう