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プロローグ ページ1
彼女をは、決して自分を見失わなかった
愛情を注いでくれた育ての親は欲に溺れ
共に育った家族は愛に応えようとした
「私は、お前達に協力するつもりはない」
サッカーは昔から、何かを破壊する為の
ものでないと家族は分かっていたはずだ
それでありながら破壊の道具に使った
親の力になれるよう、応えられるように
「間違いだ。私は自分が正しいと思うことを
貫き、自分を見失わない」
親に捨てられた私達を育ててくれた人を
互いに支え合って生きてきた大切な人を
「協力しない」という形で裏切った
果てしなく広い宇宙で、たった一人だけ
宙吊りになった様な気分に堕ちて行った
衛星に所属しない、不安定な星の様に…
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作者名：美鈴愈 | 作成日時：2019年1月24日 15時
