検索窓
今日:5 hit、昨日:10 hit、合計:32,683 hit

譲れない想い ページ43

「大切な人は死なないって信じてたいよね」




ドアから手を離してルフィのほうを向いた。
ごめん、酷いこと言う。




「そんなのただの願望だよ」


SN「Aちゃん…」




言い返したそうなルフィだけど言葉が見つからないのか黙ってる。

思い出したくもないのに。
サボもエースも一度私の中で死んだんだ。




「もう二度とあんな想いしたくないから…!」




震える手を握りしめてそう言った。
失うのが怖いから、早く助けに行きたい。




SN「…じゃあ、君は死ぬのか?」




ふたりを返してもらう条件は私。
チェンジの考えてる事が分からない以上死なない保証なんてない。




「いいよ、それで大切な人が助かるなら」


LF「っふざけんな!」




私の肩を掴んでそう言ったルフィ。
その顔に手を伸ばして頰を撫でた。




「…ルフィ、これは私の我儘なんだけど」




これだけは譲れないってものが私にはある。




「大切な人には私より先に死んで欲しくない」




私は良い人ではないから。
悲しむくらいなら先に死にたい。

私が死んで悲しむ人の気持ちなんて考えられない。




「分かってるでしょ?私は海軍が怖い」




ルフィの頰から手を離して俯く。
怖いから渡したくない。




「海軍が憎い」


US「A…」




私の肩を掴むルフィの手を掴んで離させた。




「二度と海軍に渡したくない」




悪役は私たちだって分かってる。
だけど悪役でも大切な人がいるんだ。

まとめて嫌いなんて言えば、私も彼らと同じだろう。

殺されたくない。




「エースとサボがそこに行くくらいなら、私がチェンジの側にいる…別に死んでも良い」




ちゃんと守らせて欲しい。
守られるばかりでいたくない。




LF「死んでも良いってなんだよ…なんでそんな事言うんだよ!!」




私を強く掴んでそう言ったルフィ。




「…もしもの話だよ」




怖くて思わず後付けをした。
ごめん、ルフィ。




ZR「なあ、なんでお前ら死ぬ前提の話してんだ」

譲れない想いア←譲れない想い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
49人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちいず 。 - まやさん» こちらこそありがとうございました(^^)お勉強頑張ってください!これからも楽しんでいただけるよう頑張りますね(*^^*) (2020年12月17日 0時) (レス) id: 33c9ba22a2 (このIDを非表示/違反報告)
まや - 最高でした!ホントにありがとうございました!もう勉強頑張ります!本編の方も楽しみに待ってます!頑張って下さい!!応援してます (2020年12月16日 21時) (レス) id: e826f147a7 (このIDを非表示/違反報告)
まや - めっちゃ楽しみます!っていうか楽しんでます!!最高ですー! (2020年12月9日 17時) (レス) id: e826f147a7 (このIDを非表示/違反報告)
ちいず 。 - まやさん» 少し長めに考えていますのでたくさん楽しんでください(^^)たくさんの嬉しいコメントやる気が出ちゃいます!(笑) (2020年12月9日 0時) (レス) id: 33c9ba22a2 (このIDを非表示/違反報告)
まや - リクエストしたのを書いてくださりありがとうございます!もう最高としか言い様がないです!!授業中ずっと考えてて楽しみすぎてヤバかったです!本当にありがとうございます (2020年12月8日 17時) (レス) id: e826f147a7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちいず 。 | 作成日時:2020年11月8日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。