嫉妬心�� ページ7
次の日、あまり眠れなかった私はリビングでひとりテーブルに突っ伏してた。
「はあ…」
寝れないくらい悩みなんて馬鹿みたい。
アイラちゃんの頭を抱き寄せて眠るサボにアイラちゃんに抱きついて寝るルフィ…
そのふたりを見てしまった。
アイラちゃん寝にくそうだったな。
SN「あ…Aちゃん」
思い出してモヤモヤしてるとサンジの声かした。
顔を上げると優しく微笑むサンジと目が合う。
「おはよう」
SN「おはよう、マイプリンセス」
キッチンに向かうとすぐに甘いココアを出してくれた。
SN「眠れなかったのか？」
「…うん」
お礼を言ってココアを喉に流し込むと暖かかった。
猫舌の私にちょうど合う温度。
SN「大丈夫だよ、すぐ戻るさ」
「…そうだよね」
分かってるんだけど見ていたくない。
「自分で言うのもあれだけど…みんな私の事、すごく大事にしてくれるでしょ？」
SN「うん」
「それこそ、誰よりも」
私の前に座るサンジにポツポツと本音を漏らす。
「特に、兄弟は…」
そこまで言って口を閉じた。
次の言葉を言ってもいいか分からない。
SN「俺はレディの秘密は漏らさないよ」
優しいな、この人は。
その優しさに心が救われる。
「ん…ありがとう」
そう言うと微笑むサンジ。
「…昔からね私の事、特別だと思うんだ」
勘違いだったら恥ずかしいんだけどね…と付け足す。
「私だって馬鹿じゃないから、他の人と自分との対応の差くらい分かる」
サンジの目を見てそう言う。
SN「そりゃあ、そうだ。俺もそう思う」
「…ふふ、だよね」
昔から他の人と扱いが違った。
目に見えて分かるものも、心に伝わるものも。
「だから寂しい。私以外を特別扱いしないでって…我儘になっちゃうんだ」
そう言って笑ってみせた。
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ちいず 。 - なーさん» ありがとうございます(*^^*)頑張ります！ (2020年10月11日 23時) (
レス) id: fa5f87501a (このIDを非表示/違反報告)
なー - 面白いです！頑張ってください！！ (2020年10月11日 20時) (レス) id: 09470673ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちいず 。 | 作成日時：2020年9月20日 0時
