【過去編】頂上戦争�� ページ40
死んでも守りたい人だった。
だから、願った。
私の命をあげるからこの人を助けてと。
「ん…」
目が覚めると青空が広がってた。
ぼーっとした頭でさっきまでの事を思い出そうとすると頭が痛くなる。
「…っ！エース！」
脳裏に過ったエースの死。
慌てて起き上がると私の隣にエースがいた。
「エー…」
エースの腹に開いたはずの穴がない。
火傷も治ってる。
そっとエースの胸に耳を当てると小さいけどしっかりとした心音が聞こえた。
「…っああ、よかった…っ！」
言葉が出ない。
エースだ、エースの音だ。エースの匂いだ。
ボロボロと溢れ出る涙がエースの体に落ちていく。
「うわあああん！」
声を上げて泣いた。
どうしてここにいるのか、こうなったのか…
私には分からないけど確かなのはエースが生きてると言うこと。
それだけで十分だった。
・
数日経ってもエースは目覚めなかった。
だけど、白ひげ海賊団が私たちを迎えに来てくれた。
エースのビブルカードで私たちの居場所を突き止めたらしい。
MR「信じられねェよい」
医者であるマルコも目を丸くするほどのこと。
もしかしたらエースの死は夢だったのかもしれないと何度も思ったけど…夢じゃなかった。
「ねえ、マルコ…ルフィの居場所知らない？」
MR「それなら新聞に載ってたよい」
マルコから受け取った新聞には"3D2Y"のメッセージ。
ルフィは無事だった。
白ひげ海賊団の話によればルフィを助けてくれたのはローだって。
それから、オヤジさんは死んでしまったらしい。
MR「お前の力は他の奴に使うなよい」
「なんで？」
MR「正体不明の力だ…あまり使わないほうがいいよい」
そうマルコと約束して、この事は白ひげ海賊団の隊長達にしか話さなかった。
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ちいず 。 - なーさん» ありがとうございます(*^^*)頑張ります！ (2020年10月11日 23時) (
レス) id: fa5f87501a (このIDを非表示/違反報告)
なー - 面白いです！頑張ってください！！ (2020年10月11日 20時) (レス) id: 09470673ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちいず 。 | 作成日時：2020年9月20日 0時
