ありのまま�� ページ19
「そばにいたかった」
アイラちゃんはそばにいたって言ってた。
私にはそれが出来なかった。
SB「なんでそんな事…」
「あの時、熱なんか出さなきゃ良かった…ずっと後悔してたの」
私の両手を掴んで私の目を見るサボ。
「ひとりで海に出させてごめんね」
もしあの時本当に死んでしまっていたらサボはここにいなかった。
そう思うたびに怖くなる。
SB「…アイラがAに何を言ったかも何をしたかも俺には分からねェ」
ゆっくりと口を開いたサボ。
SB「お前が言いたくないなら聞かないし、聞いてほしいなら聞くけどな」
優しい瞳に私が映る。
優しく微笑むサボ。
手を離すと両手で私の顔を包み込んだ。
SB「俺は勝手に海へ出たんだ。お前らは悪くねェよ」
「でも、」
SB「そのおかげで仲間にも出会えた」
そう言って笑うサボ。
ゆっくりと私の額に自分の額を当てた。
SB「またお前らに会えた」
サボの言葉は私の心を楽にする。
「…サボ」
SB「ん？」
「ありがとう」
そう言うとサボは私から手を離して笑った。
SB「…本当に嫌ってないよな？」
「ふふ、嫌わないよ」
立ち上がってサボに手を差し出す。
「ほら、寝るよ」
SB「…おう」
その手をしっかりと握り返してきた。
そのまま寝室へ向かう。
AC「遅かったな」
「みんな起きてたの？」
LF「仲直りしたのか？」
どうやら私たちが仲直り？するのを寝ないで待ってたらしい。
喧嘩してないけど。
SN「ライバルが減っても良かったんだけどな」
SB「Aはやらねェぞ」
ぐいっと私を抱き寄せてそう言ったサボ。
「なんでもいいから」
SB「もう冷たい…」
落ち込むサボから離れてローとゾロの間に入り込んだ。
LW「寝るか」
「うん」
ZR「ああ…」
腕痛い。
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ちいず 。 - なーさん» ありがとうございます(*^^*)頑張ります！ (2020年10月11日 23時) (
レス) id: fa5f87501a (このIDを非表示/違反報告)
なー - 面白いです！頑張ってください！！ (2020年10月11日 20時) (レス) id: 09470673ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちいず 。 | 作成日時：2020年9月20日 0時
