革命軍�� ページ28
「そういえば、他のみんなは？」
LF「買い物に行ったぞ」
AC「俺たちは留守番！」
ふーん、そっか。
この姿で会いたくないな。
AC「…それで、A」
「ん？」
エースを見上げると顔を赤くする。
コソッと私の耳に口を近づけるエース。
AC「サボはどんな感じだ？」
サボ？サボはどんなって…
「…どういう意味？」
AC「サボの仲間が来てるだろ」
「ああ…普通だけど」
何が聞きたいのか。
照れ臭そうに話すエースから乙女臭がする…
LF「なんでアイツらと話したらダメなんだよ」
「だめって？」
LF「エースがサボの仲間と話すなって言うんだ！」
少し怒ったように言うルフィの口を押さえたエース。
AC「馬鹿お前！声がでけェ！」
「いや、エースもだけど」
AC「とにかく、アイツらとは喋るなよルフィ」
小さな声でそう言った。
…不機嫌なの？
「なんで？」
AC「そ、そりゃあ、お前な…」
言いにくそうにするエースをルフィと一緒に眺める。
AC「俺が、挨拶するべきだろ…」
「真面目か…！」
良い子すぎて目から血が出そう。
「礼儀正しいね…」
LF「マキノに教えてもらってたよな！」
そっか、たしかに。
懐かしいなあ…
AC「アイツらは俺たちの知らないサボを知ってるんだぜ…」
どこか寂しそうにそう呟くエースの気持ちは分からなくもないなあ。
「あの歯抜け小僧があんなイケメンになっちゃって…びっくりしたよね」
AC「口悪いぞ」
LF「アイツら俺たちより一緒にいたんだろー。羨ましい！」
可愛いな、ルフィ。
でも、そういう事だよね…
"きょうだい"の私たちより一緒に…
「うらやまじい…！」
急に泣きたくなってきた。
AC「泣くなよ」
LF「アイツらだけずるいだろ！」
私の涙を適当に拭いて腕を引くエース。
え？この顔で家の中戻るの？…え？
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作者名：ちいず 。 | 作成日時：2020年8月21日 23時
