デレデレはダメ ページ21
AC「まあ、確かに…毎日Aだと疲れるよな」
SB「ああ。心臓がもたねェ」
さっきまで喜んでた兄たちもそんな事を言い出す。
「素直な私は嫌なの?」
ソファの背もたれを挟んで後ろから私の首に腕を回してくるルフィ。
SB「お前が可愛すぎて無理って事」
サボがそう言って眉下げて困ったように笑う。
「…っ、ばーか」
その笑顔があまりにもドタイプすぎて思わず照れてしまった。屈辱的…
SB「ははっ、照れてんのか」
「近寄らないで」
嬉しそうに私の頰を触ろうとするサボの手を叩く。
SB「さっきは自分から…」
「あーあー!!」
耳を塞いで大きな声を上げる。
それ以上言うな。
AC「嫌われるぞサボ」
SB「Aは俺の事好きだから」
どこからその自信はくるの。
睨んでも嬉しそうに笑うサボ…引くわ。
「ポジティブっていいね」
AC「お前も好きだろ俺たちの事」
そうエースに言われて顔を背けるとサンジと目があった。
SN「俺の事、好きだって…!?」
「言ってないけど」
君の幸せが俺の幸せだ〜。なんて叫ぶサンジ。
AC「最後の言葉が一番気になるけどな」
「最後?」
____『ハグもちゅーも全部…』
頭によぎる記憶。
切実に忘れたい。
「誰か私を殴って…」
辛い。辛すぎる。
泣くふりをしてるとルフィが後ろから私の頭を撫でた。
LF「大丈夫か?」
「ルフィ…」
可愛すぎる。
泣き真似をやめて大丈夫だよと言うと笑った。
SB「ルフィへの優しさを俺たちにも分けてくれよ」
「絶対やだ」
ベッと舌を出して立ち上がる。
私の腕を掴んで止めたサボ。
SB「どこ行くんだよ」
「どこって…お風呂だけど?」
なぜ報告が必要なのですか…
SB「俺も入る」
「遺言を聞こうか」
SB「冗談だよ」
冗談だとしても許せないわ。
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作者名:ちいず 。 | 作成日時:2020年8月21日 23時