ゆっくりしたい日�� ページ3
その後も色々責められながらリビングに来た私。
ソファに寝転ぶサボと目が合う。
「あー！！」
SN「どうした？Aちゃん」
「ロー…あ、ごめん。じゃなくて、サボの傷が開いたんだった！」
もうローの顔怖くて見れない。
鬼みたいな顔してるんだもん。
LW「はあ？なんでだよ」
「ごめんなさい。サボが動きました」
渋々サボを診に行くロー。
もう頭が上がらないわ。
「いや、でも。ローが素直に起きてくれれば良かったじゃん。私は悪くない」
そう自分に言い聞かせながら床に座る。
AC「Aも朝から大変だな」
「エースは呑気でいいね」
隣に座ったエースの肩に頭を預ける。
AC「どうした？」
「眠い…」
ゆっくりしたいのに出来ないんだよー。
みんなのせいだよ。
AC「寝るか？」
ポンッと自分の伸ばした太腿を叩くエース。
お言葉に甘えてその膝に頭を乗せる。
「エースの膝枕率高いね」
AC「お前の髪がちょうどいい」
「どういうこと…」
私の髪を触りながら優しく微笑むエース。
まあ、エースの足って固いけど暖かくて安心するんだよね。
AC「なあ、A」
「ん？」
エースが頭を撫でてくれるのが心地良くて目を閉じる。
AC「お前が狙われるの嫌だな…」
「ふふ、なにそれ」
小さく呟いたエースにそう返すと頭を撫でる手が止まる。
AC「お前の仲間は信用出来るけどな…もしもの事があったら俺は死ぬほど後悔する」
もしものことってのは私が死ぬ事なんだろう。
エースの声が震えてた。
「私は死なないよ」
AC「ああ…絶対死ぬなよ」
「あと、それはこっちの台詞だから」
目を開けてエースを見ると困った顔で微笑んだ。
「私より先に死なないでよね」
AC「はは、分かった」
そう言ったエースの顔を引き寄せて抱きしめた。
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作者名：ちいず 。 | 作成日時：2020年8月21日 23時
