革命軍�� ページ26
変な夢を見た。
…サボと私が付き合う夢。
「よかった、夢で…」
安定にお昼前に起きた私。
リビングに行くと楽しそうな声が聞こえた。
KA(コアラ)「あ、Aちゃん！」
可愛らしい声が私を呼ぶ。
ぼーっとする目を擦ってパチパチ。
「ん…え！？コアラちゃん！？」
一気に目が覚めた。
だって、天使が目の前に…
「え、え！すっごく久しぶり！！え！会いたかった〜〜！好き！！」
ぎゅうっとコアラちゃんを抱きしめると可愛い笑い声が聞こえる。
SB「俺の時と大違いだな…」
「あ、ハックもいるじゃん！久しぶり〜〜！」
HC(ハック)「相変わらず元気そうだな」
私を抱きしめていた手を緩めて不思議そうに私を見つめるコアラちゃん。
KA「…ところでAちゃん」
「ん？」
KA「それ、どうしたの？」
そう言いながら私の頭を指差す。
頭、背中…とコアラちゃんの目が動く。
寝癖かな…
「さっきまで寝て…え？」
頭を触るとフワフワとした感触。
こ、これは…
SB「朝から誘ってんのか？」
「机の角に小指ぶつけろ」
SB「地味に痛いやつ…」
なぜか私の頭に生えた耳。
…狼の耳。
お尻を触ると尻尾もあって、背中には天使の羽。
「なんでこうなったの…」
KA「Aちゃん可愛い」
「コアラちゃん…」
もう一度抱きしめる。
ブンブン激しく動く尻尾。
HC「正直な尻尾だな」
SB「俺のとこにも来いよ、ほら」
いい笑顔で両腕を広げるサボ。
「い、や、！」
SB「へぇ、尻尾振ってるくせに」
言い方…私が軽い女みたいじゃん。
ガシッと自分の尻尾を掴んでサボを睨む。
HC「とりあえず仲良くやってそうで安心した」
KA「ね、サボくんすぐどこか行っちゃうんだから」
そんな事を言うふたりに心の中から言いたい事がある。
今回は私のせいです、ごめんなさい。
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作者名：ちいず 。 | 作成日時：2020年8月21日 23時
