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計画 ページ23

「ロー珍しくちゃんと起きれたんだね」


LW「ああ…それよりアレをどうにかしろ」




そう言いながらルフィとエースを指差すロー。
まあ、うるさいけど。




「慣れて」




私じゃ解決できないからね。
そう言うとため息をつきながら私を膝に乗せたロー。




LW「A」


「なに…って、手、突っ込むな」




服の中に手を入れてくるローを叩く。
変態医者め。




LW「朝の診察してやるよ」


「却下」




なにが朝の診察だ。




LW「お前、酒飲むとああなるんだな」


「わ、す、れ、て」




泣きそう。




LW「麦わら屋といつもするのか?」


「するって?…キス?」




そう聞くと黙って私の首元に顔を置いたロー。




「まあ、うん…ノーコメントで」


LW「肯定でしかねェぞ」




だよね。
ローに体重を預けてぼーっとしてると朝ご飯を作るサンジと目が合った。

…ロー睨まれてるけど大丈夫?




LW「素直になればいいだろ」




ぼーっとしてる私にそう言ったロー。
何の事か分からず首を傾げた。




LW「普段から、素直になれば寂しさも埋まるだろ」


「…へぇ、心配してくれてるの?」


LW「ああ」




たしかにローの言う通りだと思う。
けど、これでも素直になったほうなんだよ。




「でも、埋まらない寂しさもあるんだよ」




みんなが"戦う場所"で生きる限り永遠に私の不安が埋まることはない。

みんなとずっと一緒に居れたら…なんてわがまま。




LW「そうか」




冷たいローの頰を掴んでグリグリする。
…ブサイク。




「それに少し寂しいほうがいいでしょ」


LW「そうか?」




ルフィがよく言う。
守りたいから強くなるって。


本当にその通りだと思う。


私ももう二度と誰かを失いたくないから。



そのためにどこに居ても助けられるように
命をあげられるように。




「強くなりたいからね」




寂しさを強さに変えれるようになりたい。

この力を上手くコントロールして
私の命を。

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作者名:ちいず 。 | 作成日時:2020年7月5日 20時

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