無人島の漂流記③ (ページ22)

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計画① ページ22

「あ、みんな起きたの？おはよ」

洗面所から帰ってくると寝起きのみんながボーッとしてた。

SN「んAちゅわああん！！今日も素敵だあ！」

「あはは、ありがとう」

そんなやり取りをしてるとルフィの腕が巻きついてきてそのままルフィの寝てた布団の中へ。

LF「A～～！」

「なになに、どうしたの」

嬉しそうに抱きしめながらまた寝ようとするルフィ。

LF「昨日は楽しかったな！」

「私の傷がえぐられた」

心の傷が。
楽しそうなルフィをぎゅっと抱きしめ返して起き上がる。

「ねえ、何？サボ」

ずっと見てくるサボにそう聞くと目を逸らしながら、なんでもないと言われた。

いや、まったく理解できないこの人。

「？？」

AC「まさかAがあんな酔っ払いだとは思わなかったけど俺は受け止める」

そう言いながら私の背中に乗ってくるエース。
いや、受け止められても…

AC「だから、俺んとこ来いよ」

「なに？プロポーズ？」

AC「うん」

振り返ってエースを見るとほんのり顔を赤くしてベッと舌を出される。

「なんかムカつく」

AC「それは俺のセリフだ」

「…もしかしてエースに何かした？」

昨日のお酒飲んでるうちに私が思い出せないだけで何かしたやつ？

AC「なにもしてねェよ」

「そっか、よかった」

だったら何にムカついてるのか謎だけど。

AC「良くねェ…！」

「はあ？なんでよ」

AC「なにもしてくれなかったから怒ってんだよ！」

「とんでもない馬鹿野郎だな」

意味わからない。

AC「俺だって…ルフィみたいに！…あ」

「？？？」

もうエースが何言いたいのか分からなくてだんだんどうでも良くなってきた。

LF「Aとちゅーしたかったんだろ？エース！」

AC「言うなよルフィ！」

思った以上にどうでもいい話でびっくり。
ため息しか出ないわ…

LF「だめだぞ！Aは俺のだ！」

AC「ちげぇよ！俺のだ！」

また始まった喧嘩に巻き込まれないようにこっそりふたりから離れた。