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あなたに酔う ページ20

no side





「もう一生離れないでね」




サボにだけ聞こえる声でそう言ったA。
怪しい笑みにサボの背筋が凍る。




SB「ど、どういう…」


LF「A!俺にも構え!」




サボの言葉を遮るようにルフィの腕がAの腰に巻きついてそのままルフィの膝の上へ。




「なあに、ルフィ」


LF「ほら、俺がちゅーしてやる!」




そう言うルフィを見て微笑み、ルフィの頰に手を当てて優しくキスしたA。




ZR「ルフィ…お前。またかよ」




ため息を吐きながらお酒を飲むゾロ。
ポカンと口を開けたその他。

サンジは気絶したまま。




「もういっかい」




そう言ったAは何度も触れるだけのキスをルフィに落とす。

それを受け入れるかのように目を瞑るルフィ。




AC「…え?いやいや!まてまてまて!」




やっと状況を理解したエースが動き出す。
慌ててAの口を塞いだ。




AC「ルフィ!何当たり前みたいにキスしてんだ!」


LF「なんだよ、エース。止めるなよ〜〜」


「??」




口を塞がれて声を出せないA。
目の前で言い合う兄弟。




AC「止めるに決まってんだろ!?馬鹿!」


LF「Aは寂しがりなんだ!」


AC「それと何が関係あるんだよ!」




キョトンとしたAを見てローがため息をつく。




LW「普段、素直になれない分、酒の力に任せてってことか?」


ZR「ああ。それに普段の寂しさや不安を愛情表現で誤魔化してんだろうな」




そうローとゾロが話す。
すると突然起き上がったサンジ。




SN「Aちゃんは誰かを失うのが怖いんだよな」


ZR「大丈夫かよ」




珍しくゾロが心配するほど血だらけのサンジの服。




SB「…Aらしいな」




サボの言葉を聞いてAの口から手を離したエース。




SB「いつ誰かがいなくなるか分からない事を理解してるけど受け入れたくないんだろ、それに素直になれないタイプだしな、Aは…」


LW「だから酔ったときくらい素直に愛情表現か」




サボの言葉に続けるようにローが言う。
Aは不思議そうに全員の顔を見た瞬間、ヘラッと笑った。




「誰かAとちゅーする?」


SN「ぶふっ俺が!!ぶっ」




再び鼻血を出して倒れるサンジ。




ZR「まあ、愛情表現の仕方が残酷だけどな…」




そうゾロが付け加えた。

あなたに酔うあ←あなたに酔う



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作者名:ちいず 。 | 作成日時:2020年7月5日 20時

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