無人島の漂流記③ (ページ18)

今日:9 hit、昨日:8 hit、合計:60,304 hit

あなたに酔う① ページ18

目が覚めるとリビングだった。
カーテンの隙間から差し込む光。

「朝…？」

ゆっくりと体を起こすと全身が痛くて…

「…うっ、気持ち悪」

頭がズキズキする。
吐きそう。

隣を見ると幸せそうに眠るサボとルフィ。

「ん？」

その時、私の中に"昨日の記憶"が流れ始めた。

・

・

LF「宴だああーーー！！！」

ルフィの叫び声で始まった宴…と言う名の焼肉パーティー。

ZR「ぷはっ！久しぶりの酒は上手ェ！」

SN「Aちゅわん！お肉焼けたよ～！」

LF「サンジ！肉くれ！」

AC「俺も！」

騒がしい。

「こんな大きい鉄板どこにあったの？」

SN「元からあったんだけど、使うタイミングがなくて」

「そっか…あ、サンジ。焼くの変わるよ」

SN「レディーにそんな事はさせないよ～！」

メロリンメロリンしながらお肉を焼くサンジ。
ねえ、大丈夫？火傷しないでね？

AC「なあ、Aは酒飲まねェの？」

「エース、顔真っ赤だよ？大丈夫？」

AC「酔った～～」

なんて言いながらグッタリ寄りかかってくるエース。
もう片方の隣はゾロで安全なんだけど…なんで私がエースの隣なの？

「酔っ払いはあっち行って」

AC「ほら、お前も酒飲めよ！」

そう言いながらグイグイ勧めてくるエース。
絶対飲まない。

私、お酒弱いんだもん。

ZR「コイツに酒は飲ませねェほうがいい」

SB「なんでだ？」

そう聞いたサボがキラキラした目をゾロに向ける。
…何を期待してるの。

LF「あー、だめだ！絶対にだめだ！」

SN「もしAちゃんが酒を飲んだら俺は死ぬ！」

ルフィとサンジも声を揃えてそう言う。

…そんなに言わなくても良くない？
そこまで酷くないと思うんだけど。

LF「Aは酒飲んだらなぁ！すっげぇ…あれだ！」

AC「あれってなんだよ」

早く言え。って目でルフィを見るエース。

LW「A。それ…」

ローの言葉を聞きながらオレンジジュースを飲んだはずだった。

はずだったのに。