もとどおり ページ16
「ふああ…」
大きな欠伸をして涙が出た。
目をパチパチしてエースを見る。
AC「〜〜ッ」
顔が真っ赤なエース。
なにしてるんだか…この人。
「あ、そうだ。エース」
AC「な、なんだよ」
「…誰かに批判されても気になくていいからね」
チェンジはエースに酷い言葉を並べた。
きっとエースは気にしてないけど、私が嫌だから。
察して。って関係にはなりたくない。
大切な事は言葉にしたい。
AC「…おう」
「なーに。照れてんの?」
AC「っ照れてねェよ」
「ふふ、顔、真っ赤だよ」
エースの頰に手を伸ばして触る。
SB「なにいい感じになってんだよ。混ぜろ」
AC「うわ、来んなよ。サボ!」
LF「俺も混ぜてくれよ!!」
エースの膝で寝転ぶ私の上に寝転んだルフィ。
エースの隣に座ったサボ。
LF「Aの匂い!」
「やめて変態みたい」
くんくん匂ってくるルフィにそう言うけどそんなのお構い無しに私の首元に鼻を擦り付けてくる。
AC「ルフィがしても嫌がらねェよな」
SB「ああ。俺なら殴られてる」
そんなエースとサボの会話を聞いて笑った。
まあ仕方ないよね。弟は可愛いから。
「私はね、エースのために命削った事誇りに思う」
AC「何回も聞いた」
「何回でも言いたいの。エース馬鹿だから」
AC「なんで俺貶されてんの」
ルフィの頭を撫でながらそう話す。
「私は誰かのために使えるこの力が好き」
SB「お前らしいな」
そう言われて笑みが溢れる。
LF「Aはエースばっかだな!ずるいぞエース」
SB「そうだぞエース」
ルフィとサボに責められて驚くエース。
いや、別に差別してるわけじゃないんだけど。
「確かにエースは特別」
そう言うと分かりやすくショックを受けるサボとルフィにニヤけるエース。
「けど私の大事な人はみんな特別。
たまたまエースへの特別が目に見えるものなだけであって、サボもルフィも特別なんだよ」
そう言うと3人とも満足そうに笑った。
LF「にししっ!さすが俺のAだ!」
AC「いつからだよ。俺のだ」
SB「いーや。俺のAだぜ」
何を張り合ってるんだか。
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作者名:ちいず 。 | 作成日時:2020年7月5日 20時