無人島の漂流記③ (ページ12)

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愛は別物④ ページ12

「変貌・天使(メタモルフォーゼ・エンジェル)」

CG「Aが相手かぁ、やだなぁ」

後ろを見ると水槽の入り口がある。
覗くとやっぱりなかなか救出は難しそう。

「手加減しなくていいよ」

嘘です。手加減して。
って言いたいけど弱いところは見せられない。

CG「心変わり(チェンジオブハート)」

チェンジが私に腕を向ける。
ドクンッと心臓が大きく鳴る。

「…ッ」

CG「君の麦わらのルフィに対する全ての気持ちを俺への気持ちと変えたよ」

ルフィ以外への信用が返ってくる。
私の、信頼する人たち。

だけど、状況を理解してるのにチェンジを攻撃出来ない気がした。
私が攻撃するべき相手は…ルフィ？

CG「さあ、どうする？」

「血羽(ブラッドフェザー)」

それでも変えられてはいけない。
心を鬼にして、強く持って。

CG「そんなもの当たらないさ」

「赤い触手(レッドファーラー)」

避けるチェンジを首元から生やした触手で捕まえる。
そのまま持ち上げて床に叩き落とす。

そこに"血羽"を飛ばす。
硬い羽がチェンジに刺さる。

CG「ぐあっ！」

「…ッ」

心が痛む。
苦しそうな顔を見ていると辛い。

CG「この…ッ！」

「…っ」

CG「場所変え(プレイスチェンジ)」

一瞬でチェンジの場所が変わる。
距離を取られた。

ローの力に似てるけどやっかいなのは突然変わる所。

CG「カエカエの実の力はどうだ？」

「面倒くさいね」

そう言うと満足そうに笑ったチェンジ。
顔は良いのに勿体無い性格。

話してる間にも空を飛んでチェンジに近づく。

「赤い銃(レッドピストル)」

指をピストルの形にしてチェンジに向かって打つ。

CG「…ッチ」

何発かチェンジの腕をかすった。

「私に攻撃しないの？」

CG「さあ、どうだろうね」

警戒はしてるほうがいいかもしれない。

だけどそれなら好都合。
今のうちに決着をつければいい。

武装色を纏った足で上からチェンジに蹴りを入れた。

CG「ガハッ」

「うげっ」

血を吐きながら私を足を掴んだチェンジ。
グッと力を込められて血が出た。

…後でローに怒られるかも。

羽で思い切り風を起こしてチェンジの力が緩くなった隙に上に飛んだ。