秘密 ページ23
コビー「大将の皆さん大変そうですね」
ｶﾞ「ガキのようにべそべそ泣きおって、全く…」
コビー「あはは……」
休憩時間にたまたま通りかかったガープ中将と共に、ゆっくり話していた。
ガープ中将はバリバリと煎餅を食べている
ｶﾞ「頃合か…」
深刻そうに呟く、目を細めて。
コビー「？」
ｶﾞ「どうせ公になる話しじゃ、ここで話しておいても損は無いじゃろう」
コビー「何かは知りませんが、それ言っちゃ不味くないですか？」
ｶﾞ「別に後でどうとでもなる」
いつもの呑気そうな口調だけど、目はとても真剣だ。なにを…
ｶﾞ「大将専門医師のAは知っとるじゃろ」
コビー「………はい」
……
ｶﾞ「アイツの故郷は、海軍に滅ぼされとる」
コビー「…………え？、ちょっ、ちょっと待ってくださいよ。それじゃあ、なんでAさんは、海軍に…」
ｶﾞ「Aを保護した時、まだ小さな赤ん坊だった。………当時、海軍の研究者が悪魔の実を人工的に作っていた」
ｶﾞ「Aは、その被検体だったのだ」
開いた口が塞がらない、そんなものじゃないよ、話の先が見えない。思わず喉を鳴らす
ｶﾞ「実験は成功したが、どうAを海軍に居させるかが問題となった。
その結果、"大将達に愛させる"事になった」
唐突に言われたにしては、大きすぎる話。
コビー「愛させるって……」
ｶﾞ「Aの故郷を滅ぼした時に、Aの両親は死んでしまったが、それをAには
海賊に殺されたと伝えたらしい…」
ｶﾞ「両親がいなくなったAは、愛に飢えていたのだ、だから、そこをついて…」
僕は立ち上がった。
コビー「…そ、それって洗脳じゃないですか！！」
コビー「嘘をついて、本当の気持ちを丸め込んで！！！」
ｶﾞ「………白ひげにAが、捕まったとなると真相が伝えられるからのぉ…」
コビー「そしたら、Aさん海軍やめちゃうんじゃないですか…？
それにさっき言った"愛させる"って、実際は愛してないってことですか…？」
ｶﾞ「…」
ｶﾞ「詳しくはわからん、ただ先程これだけ伝えられたんじゃ」
コビー「………僕は、…」
コビー「っ…！！」
ただ無力な僕は、その場で手をにぎりしめることしか出来なかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 138人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼の蒼(プロフ) - すごく面白いです！更新が楽しみで仕方がありません！更新待ってます！頑張ってください！ (2019年7月24日 21時) (
レス) id: 29f05fd235 (このIDを非表示/違反報告)
renya - とても面白いです！更新待ってます、頑張って下さい！ (2018年8月6日 22時) (レス) id: 46f55e310d (このIDを非表示/違反報告)
和楽器(プロフ) - このお話はとても面白いので更新頑張ってください (2018年7月1日 10時) (レス) id: aef939673d (このIDを非表示/違反報告)
あつあ - 待ち続けます！！！！ (2018年6月4日 5時) (レス) id: 367a30d2a7 (このIDを非表示/違反報告)
ホノカ(プロフ) - どうも、作者です(汗)皆さん色々なコメントありがとう！！感激！！でも、最近更新出来なくてすいません。体育祭があるのでその準備て忙しく・・・明日で終わると思うので。これからも宜しくお願いします！！ (2018年5月1日 22時) (レス) id: c9412236a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：無い探し物 | 作成日時：2018年3月9日 22時
