素直2 (ページ7)

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も「もー！ヤバかったね！どうしようって思った！」

A「いや、本間それ！ウザすぎて、しばこか思ったもん！お兄さん、本間ありがとうー！」

なんて、少しフラつく足で、

逃げだせたことに、はしゃぎながら

VIPへと続く階段を登り

呼ばれたがままについて行った。

玲「何がありがとうだよ。しばこーだよ。バカ！」

罵声が聞こえて、上を見上げると

この前仲良しになった玲於くんが居た。

A「あれ。来てたんだ…」

も「わ、玲於くん！隼くんもいるー！」

そんな、もえの言葉に理由はわからないけど

少しドキッともした。

こんばんは～。とだけ言って頭を下げる。

え、なに。ため息つかれたよ。なんで。

玲「お前、ほんといくつなの」

A「明らかに年上だよ」

バカにされたから、つい言い返す。

なんで、年下の玲於くんにバカにされてんの。

A「ひっどいー」

いーーーーーー。なんて顔すると

睨まれた。怖いよ。怖いよ。

隼くんの方見ても苦い顔してる。

久しぶりなのになぁ…。

も「ヤバい。お酒回る。気持ち悪い」

そのひと言で、もえはソファに座る。

ここ連れてこられたけど、勝手に座っても

大丈夫なのかな？と思っていたら

玲「もう、降りれないからね。」

と、玲於くんが言う。

A「え、なんで」

そう呟くと、全部見てましたー。と言われた。

スタッフさんが、一か八かの勝負。

って言って慣れているみたいに

私たちを連れ出しに、わざわざ

来てくれたのは玲於くんや、隼くんが

お願いしてくれたから。らしい。

隼「だから、もうフロアはダメ。」

なんでかな。

隼くんには、ダメだとか禁止されっぱなし。

そんな気がする。

でも、はーい。って素直に言える。