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隼.
久しぶりのオフ。
趣味のコーヒーを嗜むために
オフの日は、いつもより少し
遅く起きてコーヒーショップ巡り。
ついでに、お買い物。
ゆったりした時間の中で
昼飯は何を食べよう。
誰か誘うのもアリだな。
とかも考えながら
新作の豆を楽しむ為に入った
有名なコーヒーショップへ行く。
そこで聞こえて来たのは
店には似合わない関西弁と
昼ドラですか?と
聞きたくなるような
シビアな内容だった。
"どこで、どんな話してんねん。"
思わず、心で関西弁で突っ込む。
やっぱり、人間野次馬精神があって
携帯を触るフリしながら盗み聞き。
泣き出す女の子。
下を向きながら謝罪する男の子。
呆れた顔して淡々と話す女の子。
ゴメンちゃうやろ。ごめんなさい、や。
の、ひと言には "確かに。" と納得。
チラっと横目で見れば
凛としていて
でも、やっぱり辛そうな表情を
その子はしていた。
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作者名:まち | 作成日時:2018年3月28日 22時