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隼.
仕事が終わって22時を過ぎた頃、
携帯を見るとAちゃんから
断りのLINEが入っていた。
そっか、予定があるんだな。
『了解！…と打ちかけていると
玲於と亜嵐くんが携帯を除いていて
玲「ふられてやんの」
なんて言われちゃって。
亜「え、Aちゃんさ…」
ちげーよ、なんて答えていると
亜嵐くんが驚いた顔をしている。
なになになになに。
亜「今日俺DJするんだけど、来るよ？」
は？
その場に居た全員が固まる。
俺と、玲於と、メンさんと、裕太くん。
裕「え、イメージないねんけど…」
メ「だよね？俺も思った！」
亜「いや、なんかね…」
あの日から、亜嵐くんだけ
なぜかLINEが続いていて。
内容を、みんな見せてもらった。
玲「大丈夫かな？」
メ「フリーを謳歌したいんじゃない？」
裕「え、でもこの前 酔って記憶飛ばしたんやろ？」
玲「あ、裕太くんのバカ」
裕「あ。………てへ。聞いてしもたねん」
隼「いや、別に良いと思うけど(笑)」
そうそう。良いと思うよ。
でもさ。心配するじゃん。
あれから連絡取ってないしさ。
元気にしてるかな、大丈夫かな。
とか、知らない事が多すぎて
龍友くんにも聞けなくて
聞くことでもないだろうし。
ただ、泣いてたAちゃんが頭に出てきて
たまに心配しちゃってる自分が居たんだ。
なのに、予定って…クラブかよ。
なんて、考えてしまっていた。
メ「俺らも行く？」
玲「アリだね」
裕「俺行かん。」
メ「え、なんか予定あんの？」
裕「マイロたちが居るからね」
隼「出ました、ハリネズミ」
亜「俺先上がらせてもらうけど、みんな終わってから来る？」
隼「んー…」
ノリ気しなくて、悩んでいると
玲於が 「いや、隼行かないとダメでしょ」
なんて言ってくる。
渡すものあるの俺だもんね〜…。
でも、クラブか〜…。
なんて考えながら、とりあえず仕事が
終わり次第行くってことになった。
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作者名：まち | 作成日時：2018年3月28日 22時
