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隼
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みんなで、鍋してから4日が経った。
早いよな〜。
なんて思っていた。
次のオフなんてわからないけど
色んな取材や、収録を受けたり
先輩や偉いさん方とご飯に行ったり
何も変わらない毎日を過ごしていた。
ただ、次の日見つけた指輪を除いては。
どうしようかな、なんて考えながら
龍友くんにも言うタイミングがなくて。
楽屋で、指輪を眺めながら、ボーッとしてた。
玲「あれ、珍しいじゃん。隼の?」
隼「いや、Aちゃんのなんだよね」
裕「なんで隼が持ってんの?」
隼「忘れて行ってた」
玲「ハワイアンジュエリーだけど、ペアじゃない?それ」
隼「やっぱり?」
次の日、寝室で見つけたのは
キレイなハワイアンジュエリーのリングだった。
すぐに、誰のかわかったんだけど
ペアっぽいやつで。
連絡して返しても良いのかな?とか
考えてるうちに、失くさないように
財布に入れて。持ち歩いてて。
時間が経っていたんだ。
玲「龍友くん今週は忙しいもんね」
そうなんだよ。
スケジュールが全く別で組まれてるから
ゆっくり話す時間がなくて。
裕「え、もう返せばええんちゃうの」
玲「だよね。どうするかはA次第でしょ」
本番入りまーす!
そんな、かけ声により話すは終了。
返した方が良いよね。
そりゃ、そうだ。
とりあえず、ご飯でも誘って。
返そう。
そう決心をして、現場へ戻った。
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作者名:まち | 作成日時:2018年3月28日 22時