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久しぶりの連休で。




とんだ恥ばかり晒した2日だったけど




楽しく過ごせたな、と





考えながら家路につく。




龍友がいつも過ごすメンバーとも仲良くなれて




また、遊ぼうね。なんて言って




ほんと、すごいなって関心した。




こんな一般人が、芸能人に囲まれて…




すごい話だよ。ほんと。




でも、みんなやっぱり普通で。




飾らなくて。何も気にならなかった。




ただの、優しい人たち。




感謝の気持ちに包まれながら家に帰る。




龍友にも、またね。と告げて。




お昼に入ったけど、またお風呂へ。



明日のスケジュールを確認して



眠りにつく前に気付く。









指輪…なくしちゃった。







彼氏とのお揃いのリング。



私が気に入って買おうと思っていたら



プレゼントしてくれたリング。



ペアリングだね、なんて笑い合った。



今日、友達にも会ったことまで思い出す。



何がいけなかったのかな。



いつからだったのかな。



みんな同じ学校で仲良しだったな。



特に干渉することのない性格だから



全然、気にもしてなかったよ。



そんな空気が大好きだったんだよ。



ゴメンね、しか言ってくれなかったね。



もしかして、友達に触れた手で



私も触れてたのかな。



私に触れた手で友達に触れてたのかな。



何が、どうあってそうなったのかな。



仲良かったのに、おめでとうも



言ってあげれなかったよ。



ちゃんと、聞けば良かった。



ちゃんと、言えば良かった。







1人になると、そんな事を考えていた。



でも、もう戻ることなんかなくて。



戻れるわけもなくて。



前に進むか、立ち止まるか、しか



残されていない私には



失くしたものが多すぎて



指輪なんて、とも思えた。









こんなことを、考えていても



時間は容赦なく流れていくんだろうな。




そう思い、流れに身を任せることにして



眠りについた。

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作者名:まち | 作成日時:2018年3月28日 22時

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