素直 (ページ34)

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内容をきけば

昼から夜20時まで仕事に行く間、

何をしても良いがこの家にいること。

今日遊べるメンバーを連れて帰ってくるから

みんなで鍋をします。

ってことで、用意しといてね。

出かける時は、この鍵ね。

必ず、連絡入れておくこと。

出来れば洗濯しといてくれたら助かります。

笑顔で、そう答える隼くん。

玲「え、めっちゃいいじゃん。Aパシりだね」

ふふふ、と笑う玲於くん。

返事は、わかりました。しか言えなくて

時間もそんなになかった2人は

連絡先を教えてくれて

そそくさと用意して仕事に。

あ～。何してんだろ。

憂鬱な気分になりながら周りを見渡す。

大きな部屋だな。良いな。

そして片付いてるな。

さすがに、物色はできないから

キッチンに何が必要かを見に行く。

冷蔵庫を覗かせてもらおうとすると

乱雑に書かれたメモとお金。

これ使って食材買いに行ってね。
はやと

鍋に２万円…。

何人来るんだろ。

かけすぎだよ。

そんな使わないよ。

そう思いながら、お言葉に甘えて

シャワーをかりた。

初対面の私に、ここまで自由をくれる

隼くん。

龍友ありきの信用だろうけど

本当に優しい人なんだろね。