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隼
.
隼「あ、出た。」
メンさんの言う通り
3回目の電話で、やっと通話になった。
隼「あ、もしもし…」
定期を拾った事を伝える。
中身見てすいません。
同じ名刺が入っていたのでかけました。と
『わざわざありがとうございます。』
と答えが返ってきた。
玲「ね。俺思ったんだけど、拾ってから渡しに行くつもりなのかな?隼…」
メ「可愛いなら着いて行こうよ」
なんて、小声で話す2人。
やっべ。
何も考えていなかった…。
もちろん、店内で居たのは偶然で。
たまたまだけど聞こえてきて。
盗み聞きして。
落としたのも誰かわかっていて。
当然かの様に拾ったし。
でも、電話の相手は何も知らないわけで。
ましてや、俺…一般人じゃないんだ。
別に渡すぐらい、とも思えるけど
波風立てることなく過ごせたのに
やっちまったな。
玲「あ。隼やらかしたっぽいぞ(笑)」
一瞬にして目が泳いだ俺を見て
玲於が向かいでニヤニヤしてる。
メンさんもニヤニヤしてる。
どうすんだ、俺。
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作者名:まち | 作成日時:2018年3月28日 22時