You always work hard

＊ ページ41

廉side









朝起きた時から感じた倦怠感。


これ絶対熱あるわ。


数日前から感じてた体の不調に気付かないふりをしていたら悪化していった。




廉「…おはよ」


海人「おはよー廉」


紫耀「…」




数ヶ月前から紫耀とは話さなくなった。理由？それは紫耀がどんどん前にいってしまう感じがして嫉妬して話さんくなった。




海人「廉、大丈夫なの？」


廉「何が？」


海人「体調だよ、顔色悪いよ？」


廉「大丈夫やってそれよりも、彼奴やろ…」




海人にバレてもうたけど何とか話を逸らした。


でも紫耀は心配や。グループの仕事に個人の仕事もあってホンマに心配。


俺ほどではないけど紫耀は体が強い方やないから。




廉「海人」


海人「ん？」


廉「俺先言っとくわ紫耀の事よろしくな」


海人「え、ちょっと廉！？」




紫耀を見とったらちょっと忙しくなっただけで熱出してる自分が情けなく思える。


もし、デビュー出来るんであればもっと忙しくなるんやろうし…。なんでこんな俺の体は弱いねん。


誰も使ってないであろう階段で1人泣いていた。

＊→←＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す