403 ページ35
.
.
you side
三月「あ！れい〜！！！」
今日はミュージカルゼロのゲネプロの日。
私はドラマのチームとして来てるから、一応ちゃんとした正装で来てた。
壮五「スーツで来たんだね」
「うん」
陸「れいに会うの久々な気がする〜！」
大和「レイ、見る場所俺たちと違うんだっけか」
「うん、反対側かも」
スタッフ「天宮さーん！！！」
「ごめん、僕もう行くね」
一織「では、また後ほど」
「うん」
スタッフさんに呼ばれて、ドラマチームに合流する。
スタッフ「少し早いですが、席に着きましょうか」
「はい」
私の席は2階席。
八乙女社長の近く。
眉間に皺を寄せて前を睨む八乙女社長の視線の先には
九条が居た。
あれ、席を立った。
フラフラしてない？
泣きそうな顔をしていたと思ったら、
今度は肩を揺らして笑っている。
様子がおかしい。
気が付いたら私も席を立ち上がっていた。
スタッフ「天宮さん？」
「すみません、少し御手洗に。すぐ戻ります」
スタッフ「わかりました」
のらりくらりとスタッフさんを交わして、九条の後ろに着いて歩く。
人が減ったタイミングで、私は九条の手を取った。
鷹匡「……え？」
「こっちに来て」
鷹匡「ええっと、分かってる。聞いてる。
Incomplete Ruler……。
君はどうしてここにいるんだ？」
「何言ってるの、貴方がゲネプロに招待してくれたんでしょ？」
鷹匡「そうか……ゲネプロ……」
フラフラと宙をさまよっている瞳に、
何も決まらなかったことを察した。
「天くんからある程度の事情は聞いてます。
最後の演出はどうするんですか？」
鷹匡「……何にも、決まらなかった……」
「ゼロは観客に背を向けたまま？」
鷹匡「そうだ、僕だって違うエンディングを見せたかった。
だけど、ゼロは消えたアイドルだ。
観客に向き合わず、観客を捨てて立ち去ったスター。
観客に背を向けて立ち去った者は、
観客に背を向けたまま、終わるべきだ。
観客に向き合えば、薄っぺらな嘘になる。
君にも、ゼロの気持ちが分かるんじゃないか？
moratoriumの天馬A」
-------❁ ❁ ❁-------
5部に入ってからほとんどがTRIGGERのターンだったので、
この作品がすごく内容が薄くなってないか、
終わらせるためな雑な作品になってないか
少し不安になってます……。
客観的な意見頂けるとありがたいです。
コメント、DM、マシュマロ下さいᵕ̩_ᵕお待ちしております( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 368人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美衣(プロフ) - 失礼致します。いつも楽しく読んでます！個人的には女の子とバレた後も紅一点としてのお話が読みたいです。応援してます！ (2023年2月10日 4時) (
レス) @page41 id: ce584f84de (このIDを非表示/違反報告)
り ん(プロフ) - 星空ブリキさん» わぁん( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )いつもコメントありがとうございます!!これからもドキドキワクワクしてください⸜ ෆ ⸝ (2023年2月9日 22時) (レス) @page47 id: 6eabb059bd (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - 展開が! わくわくすぎる! 楽しみに! してます! (2023年2月5日 18時) (レス) id: 1b71b0aa8f (このIDを非表示/違反報告)
り ん(プロフ) - 八神ちゃんさん» 見つけて下さってありがとうございます。そう言って貰えると本当に励みになります⸜ ෆ ⸝これからもどうぞご贔屓に!!笑よろしくお願い致します︎︎︎︎✌︎︎︎︎︎✌︎ (2023年2月1日 0時) (レス) id: 6eabb059bd (このIDを非表示/違反報告)
り ん(プロフ) - りんねさん» こちらこそ、読んで下さりありがとうございます⸜ ෆ ⸝わぁ、嬉しい☾ぜひぜひ!!前向きに検討させて頂きます!! (2023年2月1日 0時) (レス) id: 6eabb059bd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：り ん | 作成日時：2023年1月31日 0時
