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sogo side
「お疲れ様です。
すみません、遅れました。お願いします」
汗を流しながら走って現場入りしてきたれいくん。
今の時刻はは20:48。
三月「あれ、予定より早くないか？」
「うん、早く終わったから」
そう言いながら、シューズを履き替えて着替える様子を見ていた。
見慣れたオーバーサイズのスウェットに身を包み、
少し伸びてきた前髪を結う。
大和「変更になったとこだけど……」
「あぁ、OPの演出と、MC時間ちょっと伸びたんだよね。
後、最後の立ち位置」
大和「あぁ……うん」
「そーちゃんが送ってきてくれたから確認済みだよ。ありがとね」
壮五「うん、お役に立てたみたいで良かったよ」
一織「セトリの大まかな変更はありませんが、
天宮さんはどこか気になるとこあったりしますか？」
「今んとこ平気。通してみて出てきたら言うよ」
大和「うし、了解」
三月「じゃあ、やるか！」
「お願いします」
誰よりも多くの仕事をこなしている中で、
機転を効かせて頑張る姿を僕は尊敬している。
だけど、無理はしないで欲しいっていうのも事実だ。
会う時間が減った分、話す時間も必然的に少なくなった。
朝の5分や、メンバーでの収録の時にしか
顔を合わせなくなって、ほんの少し寂しい気もする。
れいくんは、自分の気持ちに鈍感で、他人の感情の変化に敏感な子。
だからこそ、自分の感情に蓋をして気付かない振りをするのも
上手になってると思う。
ビジネスパートナーとしてじゃなくて、
1人の仲間として、慕って欲しいな。
なんて思いを馳せながら、踊っているれいくんの姿を眺めた。
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作者名：り ん | 作成日時：2023年1月18日 12時
