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you side
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
規則的に鳴るアラームの音に目を覚ます。
「うぅ……さっむい…」
時刻はまだ2:30。
朝と言うには早すぎる真夜中に、私は起きた。
顔を洗って、リビングに行く。
昨日作ったスープを温めていると、
ケホケホと聞き覚えのある音が聞こえてきた。
「陸、くん？」
陸「れ、い…ｹﾎｹﾎ…起きてたんだ…」
「こっちおいで、暖かい飲み物入れようね」
陸「ありがと……」
「夜冷え込むもんね、はい、どーぞ」
陸「ありがとう……」
と、暖かいお茶を入れて陸くんに渡すと、
ゆっくりではあるけれど少しずつ飲んでくれた。
大和「はぁ…さっむ。
3時……誰も起きてるわけねぇか、行ってきます」
「わ！」
大和「……！？うっわ！びっくりした……レイか……」
「ふふ、おはよう」
大和「おはよ……って、なんでこんな時間に起きてるんだよ？
お前今日午後からだろ？」
「ん、これ」
大和「うん？なんだこれ」
「スープ。今日めっちゃ冷えるらしいから。
あと、おにぎり。移動の時にでも食べて」
大和「あぁ…ありがとう」
「冷めない容器に入れてるから大丈夫だとは思うけど…。
もし、冷めちゃってたらごめんね」
大和「いや、全然それはいいんだけど」
大和「これするために起きてきたのか？」
「うん、ダメだった？」
大和「ダメじゃないよ、サンキュ」
そう私の頭を雑にクシャッと撫でた。
陸「ｹﾎｹﾎ……」
大和「陸も……大丈夫か？」
陸「大丈夫です。暖かいお茶、れいが入れてくれたから」
「時間へーき？」
大和「やべぇ、そろそろ出るわ。ありがとな」
陸「寒いから気を付けてくださいね」
大和「……おう」
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作者名：り ん | 作成日時：2023年1月18日 12時
