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momo side
prrrrr.......
紡「すみません...病院から電話が...」
千「病院から？」
百「出て！」
紡「.....はい、はい...。わかりました、すぐ向かいます」
万理「なんだった？」
紡「...れいさんが目を覚ましたようです」
百「すぐ行こう」
千「そうだね」
車に乗って10分くらい揺られる。
赤信号が今はもどかしくて、
もう進んで！無視して！なんて、
おかりんに口走ってしまいそうだったから、どうにか唇を噛んで堪えた。
病院について、Aの病室に向かう。
芸能人の御用達の病院だから、部屋番号しか書かれておらず、
名前は一切表に出ていない。
"386"
その部屋番号を見ただけで、心臓が速くなって、緊張する。
ｺﾝｺﾝ
扉をノックする拳は異常なくらい震えていた。
向こうからノックに対する返事は無く、
無言は肯定と捉えて中に入ってしまったが最後_________________
俺たちの選択は間違っていたのかも知れない_________________
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
引き戸を開けて中に入る。
久しぶりに見るシルエットに涙が出そうになった。
ボロボロになって、包帯が巻かれた身体。
腫れていて痣が出来てしまった綺麗な顔。
細い腕には点滴が刺されている。
ゆっくりとこちらを振り返った瞳には、光が宿っていない。
俺たちを見るなり、大きな目を見開いて、
拒絶するように、周りのものをこちらに向かって投げながら、大きな声で泣いた。
「......来ないで！！！あっちに行って！！！
ごめんなさい.....ごめんなさい.......」
感情を表に出して、涙を流す姿に、
TRIGGERやŹOOĻはもちろん、
アイドリッシュセブンのメンバーたちでさえ驚いていた。
百「.....ごめん、ごめんね...A...。
絶対に守るって約束したのに守れなくて」
包み込むように抱きしめた身体は、驚く程に冷たくて、震えていた。
「...私、汚くなっちゃった...。ごめんなさい...ごめんなさい」
千「.....汚くなんかない...！僕の、僕たちのせいだ...」
「.....こわ、こわい.....ごえんなさい...離して.....。
離してください.......怖いの.....ごめんなさい.....」
医者「...すみません。これ以上は...」
音晴「...わかりました。行こう...」
百「.....はい...」
"ごめんなさい" "怖い""汚くなっちゃった"
乞うようなその言葉が頭から離れない。
俺は、少女を守れなかった______________________________
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り ん(プロフ) - りんねさん» コメントありがとうございます!!その言葉に本当に救われますᵕ̩_ᵕこれからもどうかご贔屓に☾ (2023年2月20日 0時) (
レス) @page44 id: 6eabb059bd (このIDを非表示/違反報告)
りんね(プロフ) - 感動で涙が、、(T^T)続き楽しみにしてます！！ (2023年2月19日 20時) (レス) @page43 id: 992fdc59b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：り ん | 作成日時：2023年2月10日 0時
