43 ページ5
.
.
tsumugi side
「え！？何かの間違いじゃないんですか??」
初ライブ当日、バックヤードに私の声が響き渡る。
万理「今のところお客さんはざっと数えて
両手で足りるくらい。これ以上の客入りも見込めないようです」
「そんな！だって……サイトのアクセスだって
フライヤーだって好調だったのに……」
「そういうものさ」
万理「社長！」
音晴「ネットサーフィンだったり
街でフライヤーを手にすることは
大体の人が簡単にしてくれる。
でも、会場に自分の足を踏み入れるのは
全く思い入れの熱量が違うんだよ」
「でも、皆さんの実力は本物なんです！
本当に魅力溢れる人達なんです！」
音晴「そうだよ、それを伝えるのが僕たちの仕事
たくさんの人に伝えるためにはもっともっと
大きな声が必要なんだ」
魅力があるだけじゃやって行けない現実。
それと同時にこの世界の厳しさを目の当たりにした。
音晴「君は頑張ったけど、サイトとフライヤーだけじゃまだまだ小さかったみたいだ、わかるね？」
厳しくも愛のある指摘。
「今回のことは全て私の責任です」
音晴「落ち込まないでマネージャー
今回の件で君を見直したんだよ、
お客さんが集まらなくても8人のせいにしない。
最後まで彼らを信じ切る。僕らの仕事で
いちばん大切なことだ。彼たちに会っておいで」
「ガラガラの客席っていうのはどんなスターでもショックなものだ
彼らが自信をなくしてその輝きまで失ってしまわないように
ちゃんと話して来なさい」
「さて！あと15分で予定通り開演だ！僕も客席で
ライトを振ろう3人分くらいね」
「俺は10人分振ります！」
「おぉ〜気合入ってるね〜笑」
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 212人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
燐音(プロフ) - コメント失礼します。小説、とても楽しみながら読みました! はやく続きが読みたくてしょうがないです! それから、ツイッターをフォローさせていただきました｡無理せず頑張ってください!応援してます! (2022年10月13日 2時) (
レス) @page45 id: 748baf8e96 (このIDを非表示/違反報告)
り ん(プロフ) - てんさん» 1から読んでくださってありがとうございます(՞ ܸ. .ܸ՞)"その言葉にとても救われております……本当に感謝です☾これからもご愛読くださいませ⸜ ෆ ⸝ (2022年10月10日 18時) (レス) @page41 id: 6eabb059bd (このIDを非表示/違反報告)
てん - はじめまして。お話1から読みました！とても面白かったので続き楽しみにしてます！ありきたりな感想で申し訳ないですが頑張ってください！ (2022年10月10日 16時) (レス) @page43 id: 7ef2d991dc (このIDを非表示/違反報告)
REYLA(プロフ) - ありがとうございますm(_ _)m (2022年10月10日 0時) (レス) id: 84c2b8f976 (このIDを非表示/違反報告)
り ん(プロフ) - REYLAさん» わぁ、ありがたいです( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )お気軽にDMお待ちしております☾ (2022年10月10日 0時) (レス) id: 6eabb059bd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：り ん | 作成日時：2022年8月28日 0時
