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you side
「わぁ〜土砂降りだね…」
三月「せっかくの新曲披露だってのに」
ナギ「コスチュームも水浸しデス……」
新曲披露の日に天気は生憎の大雨。
ライブをするには向かない天気の中、
声を上げたのは意外な人物だった。
環「電車が止まると退屈じゃん、やろうぜ、暇つぶしなってやろ」
いたずらっ子のような笑みを浮かべる環くんに
みんながどんどん賛成する。
そして、ライブを始めると
音につられたのかいつもよりたくさんの人が集まってきた。
雨の影響で電車は遅延していて、
そのせいで駅は人がごった返している。
いつものライブには見れないような
客層のお客さんがどんどん集まってきて、
いい売名になりそうだなぁなんて考えていた。
「アイドリッシュセブンでした〜!!!!!!」
そう言うとアンコールの声が響いた。
お客さんの声と雨音で聞こえなかったが
激しい呼吸音が聞こえてきた。
隣を見ると激しく肩を上下させる陸くんの姿が目に入った。
側まで駆け寄り、背中を撫でる。あくまで自然に装った。
「平気？」
小さい声でそう聞くと
「大丈夫」と返ってきた。
アンコールの声に応えるように「やろう！」と陸くんが言うけど、それは一織くんによってかき消された。
小さい声で陸くんを諭す一織くん。
私にも何となく事情が分かっていたから
耳をすませて会話を聞いていた。
でも、陸くんは頑固な人だから、
今だって、前だけを見つめる眼差しは
真剣で真っ直ぐなもの。
その瞳を見てしまったら辞めろなんて
いえなくて、私は一織くんに小さく声をかけた。
「大丈夫、僕がなんとかする」
安心させるために微笑みながら言うと
はぁ、とため息をついた一織くん、
その肩をポンっと叩いて位置に戻った。
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燐音(プロフ) - コメント失礼します。小説、とても楽しみながら読みました! はやく続きが読みたくてしょうがないです! それから、ツイッターをフォローさせていただきました｡無理せず頑張ってください!応援してます! (2022年10月13日 2時) (
レス) @page45 id: 748baf8e96 (このIDを非表示/違反報告)
り ん(プロフ) - てんさん» 1から読んでくださってありがとうございます(՞ ܸ. .ܸ՞)"その言葉にとても救われております……本当に感謝です☾これからもご愛読くださいませ⸜ ෆ ⸝ (2022年10月10日 18時) (レス) @page41 id: 6eabb059bd (このIDを非表示/違反報告)
てん - はじめまして。お話1から読みました！とても面白かったので続き楽しみにしてます！ありきたりな感想で申し訳ないですが頑張ってください！ (2022年10月10日 16時) (レス) @page43 id: 7ef2d991dc (このIDを非表示/違反報告)
REYLA(プロフ) - ありがとうございますm(_ _)m (2022年10月10日 0時) (レス) id: 84c2b8f976 (このIDを非表示/違反報告)
り ん(プロフ) - REYLAさん» わぁ、ありがたいです( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )お気軽にDMお待ちしております☾ (2022年10月10日 0時) (レス) id: 6eabb059bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：り ん | 作成日時：2022年8月28日 0時
