55 ページ18
.
.
you side
ライブが終わって会場を出ると、まだ興奮が覚めきっていないようで多くのファンが会場前に屯っていた。
でも、それと同じくらい私達も興奮していた。
三月「すっげぇ、楽しかったな〜！！」
環「龍之介ってやつ、すっげぇダンス上手かった」
みんなが思い思いの言葉を口にする中
隣にいたそーちゃんが陸くんに声をかけた。
壮五「見入っちゃったね」
その言葉に複雑そうに顔を歪める陸くん。
「そうですね」と引きつった笑顔を見せた。
気が付いたら足音がひとつ減って後ろを振り返ると
陸くんが立ち止まっていた。
「歌いたいです、俺も…!!!!」
目に涙を浮かべながら口にした言葉。
その言葉にみんなが安心したように顔を綻ばした。
壮五「うん、僕も歌いたいな。ずっと我慢していたから」
そのそーちゃんの言葉に同意するように皆が陸くんの周りに集まってきた。
三月「マネージャー！もう解禁だよな！」
みんなの姿をいつも一線引いて見守るマネージャー。
TRIGGERのライブがどう作用するのか不安だったみたいだけど、その言葉に緊張していた顔が緩んだ。
紡「はい、解禁です」
その言葉で待ってましたと言わんばかりにみんながステップを踏み出す。
バラバラだったはずのそれはいつの間にか
1つの曲になって、1つのダンスになった。
気がつくと周りにはお客さんが集まってきていた。
久しぶりの感覚に浮かれて、ただただこの感覚に酔っていた。
TRIGGERのライブで得た"絆"というものを感じられた気がしたから。
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 212人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
燐音(プロフ) - コメント失礼します。小説、とても楽しみながら読みました! はやく続きが読みたくてしょうがないです! それから、ツイッターをフォローさせていただきました｡無理せず頑張ってください!応援してます! (2022年10月13日 2時) (
レス) @page45 id: 748baf8e96 (このIDを非表示/違反報告)
り ん(プロフ) - てんさん» 1から読んでくださってありがとうございます(՞ ܸ. .ܸ՞)"その言葉にとても救われております……本当に感謝です☾これからもご愛読くださいませ⸜ ෆ ⸝ (2022年10月10日 18時) (レス) @page41 id: 6eabb059bd (このIDを非表示/違反報告)
てん - はじめまして。お話1から読みました！とても面白かったので続き楽しみにしてます！ありきたりな感想で申し訳ないですが頑張ってください！ (2022年10月10日 16時) (レス) @page43 id: 7ef2d991dc (このIDを非表示/違反報告)
REYLA(プロフ) - ありがとうございますm(_ _)m (2022年10月10日 0時) (レス) id: 84c2b8f976 (このIDを非表示/違反報告)
り ん(プロフ) - REYLAさん» わぁ、ありがたいです( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )お気軽にDMお待ちしております☾ (2022年10月10日 0時) (レス) id: 6eabb059bd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：り ん | 作成日時：2022年8月28日 0時
