花の双子。 (ページ6)

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一緒にページ6

ピーンポーン

「はーい！おはよう、ジョンハ…………」

朝、

ジョンハンと一緒に学校に行くのは当たり前のはずなのに

今日は

「おはよう、A」

「ジス！？」

玄関を開けるとジスがいて

ジスはいつも彼女と登校するのに。

「おはよう、ジス。
どうしたの？彼女は？」

「僕がいちゃだめだった？
ジョンハンと二人が良かった？」
とジスは少しむくれた様子で

「ううん。ジスもいた方が嬉しいけど
彼女は大丈夫なの？」

「さあ？」
とジスは言う。

なんで、彼女なのに
そんなに適当なんだろう

ジスと一緒にいられるのは
嬉しいことだけど

「俺はジスがいない方が良かったけど」
って不服そうに言うのはジョンハンだ

「僕ら親友じゃんか」
と、ジスはジョンハンに言う。

「ジスって空気読めないよね。
俺とA、付き合ってんだから
気をきかして2人っきりにしてくれないかな？」
ってジョンハンは機嫌が悪そうだ

「私は2人と一緒にいられて
嬉しいけどな」
と、2人の腕をひっぱって学校に行く。

「昼ごはんも、帰り道も
一緒にいるから、A」
とジスは言う。

「彼女さんは、大丈夫なの？
一緒にいた方がいんじゃない？」
と私が言うと

「正直、彼女より
Aの方が大事だから」
と呟いたジス

「そう言ってくれるのはありがたいんだけど
また彼女さん、悲しませちゃうんじゃない？」

矛盾だ

ジスが彼女と一緒にいるのを見て悲しいと感じるのに
誰にも傷ついてほしくないと願う

幼馴染とか親友とかもう正直嫌だ

こんな独占欲いらない

ジスもジョンハンも、モテない普通の人だったら良かったのに

「ジョンハンとAを2人っきりにさせたら
危ないと思って」
とジスは言う

「ジョンハンが危険？？なんで？？」

「いや、Aがジョンハンに何かするか分かんないなって」

「あたし！？！？

私がジョンハンに何するの？」

「おそったりとか」

「おそう！？」

「ジョンハンが綺麗すぎて」

「確かにジョンハンがうらやましいくらい綺麗でも
私さすがに殴ったりしないよ？？」

「おそうって
そっちじゃないんだけどなー」
って、ジスが言った

「誰が殴りたいくらい
俺の顔面国宝級だって？」
とジョンハンが言う

「「そこまで言ってない」」
とジスと2人でつっこんだ