砂糖だった幼馴染が塩になって帰ってきた。 (ページ4)

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覚えてないの？ページ4

向井side

「 …誰、あんた」

そう言い捨てためめの幼馴染(仮)が足早にめめから離れようとするから慌てて彼女の腕を掴む

めめ、その死んだような顔どうにかせい

『ちょ、ちょっと待ってや！』
『君…Aちゃんいうたっけ、めめの幼馴染やないん？』

「 …めめ？」

『あ、えと、この人、目黒蓮』

目「俺だよA、覚えてない？」
「ほら、隣の家に住んでた蓮くん」

「 …あぁ、そんな子いたかもね」

目「 A、」

「急いでるんで、ごめんなさい」

今度こそ俺らに背を向けた彼女はヒールを鳴らしながら人ごみに消えてった

なんかあれやな、想像してた人と全然ちゃう

渡「だははははは！笑」

深「なべ笑いすぎだって笑」

宮「ふっかもね」

渡「いやっ、だって、誰って笑」
「あの目黒蓮にそんな言葉吐き捨てるとかある意味すごくねっ？笑」

目「 …ねぇしょっぴー、傷抉るのやめて」

ラ「きっとめめがかっこよくなりすぎてわかんなかったんだよ、ね？」

阿「それにさっきまでアメリカにいたんでしょ？」
「疲れてて思い出せないのかもよ？」

目「はは、2人ともありがとう…笑」

『めめんこと、ほんまに覚えてないんかな？』

目「あの様子ならそうだろうね」
「 1人で舞い上がって馬鹿みたい」

俯いて無言で来た道を戻るめめの後ろを歩く俺ら

女関係で撃沈しとるめめを見たのは初めてや

俺は、あの子は忘れてなんかないと思うんやけどな

めめの名前出したとき、一瞬やけど表情が歪んだし

今のめめには慰めにしか聞こえんと思うから言葉にはせんかった

【めめは幼馴染に忘れられてる(？)らしい】

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