砂糖だった幼馴染が塩になって帰ってきた。 (ページ3)

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再会？ページ3

阿部side

初めて知っためめの幼馴染の存在にウキウキしていた

女性で、しかもすごいかわいい子みたいだから余計にね

ターミナルに横付けされた車から降りためめがダッシュするから俺らも慌てて追いかける

目「 …って、国際線ってどっち？！」

向「案内板見ぃや、矢印出とるやろ？」

身バレ防止のために3人ずつに分かれて歩く

俺は運良くめめと康二と一緒だ

目「えーっと、どれだ？」

『便と到着時間分かる？』
『ってもう1分もないじゃん！！』

目「やべー！」

再びダッシュして気づいたらみんな一緒にいて、9人で仲良く並んでその子を待つ

深「写真ないの〜？」

目「 10歳のときのやつならあるけど参考になるのかな」

渡「歩いてる人1人1人確認とか無理じゃね？」

目「大丈夫かわいいから絶対すぐ分かる」

飛行機が到着して荷物を受け取った人達がぞろぞろと出てくる

めめと同い年くらいの女性、めめと同い年くらいの…

宮「目黒、あの白の鞄持ってる人違う？」

目「 …多分違う、」

岩「あのマフラーしてる子？」

目「ううん、」

深「えー、じゃああのピ、」

目「あっ！！！」

ピンクのキャリーケースを引いてる子

多分ふっかと俺が同時に見つけたその子に駆け寄っためめ

たしかにかわいいしなんか周りとオーラ違うよな

目「っAっ！！」

Aと呼ばれたその子は驚いた顔でめめを一瞥したあとめめの横を通り過ぎた

…えっ？

目「えっ、ねぇ、Aだよね？！」
「久しぶりっ」

一瞬怯んだめめだけどその子の腕を掴んで立ち止まらせた

普段からわかりやすい彼だが今日は一段と表情が顔に出てる

めっちゃ動揺してるじゃん

目「 Aすごい綺麗になったね！」
「俺結構背伸びたでしょ？」

楽しそうに話すめめ

対してAちゃんという子は表情ひとつ変えずにずっと不思議そうな顔をしている

まさか、と、ひとつの疑問が頭を過り

それは見事に的中してしまった

「 …誰、あんた」

一瞬にして場が凍りついたのが分かった

【めめの幼馴染はAっていう名前らしい】

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