砂糖だった幼馴染が塩になって帰ってきた。 (ページ2)

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めめの幼馴染ページ2

渡辺side

さっきから隣にいるやつがそわそわしていて落ち着かない

楽屋の扉とスマホを交互に見ては溜息をつくその姿にさすがに俺も気になった

『どうしたの』

目「っえ？なにが？」

『は？お前無意識なわけ？』
『溜息多すぎてうんざりするんだけど』

目「 …ごめん気をつける」
「てかなんで今日こんなに押してんの？」

『さぁ』

きっとめめには用事があるのだろう

予定より1時間以上も押した撮影はなんとか終わった

目「マネージャー、空港まで送って！」

マ「え、空港って成田空港？旅行でもするの？」

目「しないけど、いいからお願いします」

佐「にゃはっなんかめめ怪し〜」
「俺っちもついてこっかなぁー！」

目「どうでもいいけど本当に早く行きたいから、」

めめがあまりにも急ぐから俺も興味が出てきて

結局9人全員で移動することになった

向「そんな急いでほんまにどうしたん？」

目「幼馴染が帰ってくるらしい」

ラ「えー！めめ幼馴染いたの？！」

目「まぁ、10歳までの記憶しかないけど」

阿「帰ってくるって何処から？」

目「アメリカ」

深「男？」

目「女」

『かわいいの？』

ひとつの事しかできない男、目黒蓮

スマホを動かしながら質問に答えていたからぶっきらぼうだったけど

俺の質問には顔を上げて、目を輝かせて答えた

目「めっちゃかわいい！！！！」

『お、おう、』

目「同い年なんだけど俺のこと蓮くんって呼ぶの」
「何処に行くにも何をするにも俺にくっついてきて、すごい甘えん坊で… 」

虫が苦手だとか辛いものが食べれないだとかワンピースがよく似合うだとか

キモいくらいに緩んだ表情でめめが熱弁するから

ふわふわしていて守ってあげたくなるような可愛らしいイメージ像が俺の中で勝手に出来上がった

【めめには幼馴染(女)がいるらしい】

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