【アイナナ】(続) 敏腕マネージャー蓮くんのアイドル密着24時【男主】 (ページ32)

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072.「雰囲気変わったよな」ページ32

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念願叶って蓮くんと１つになれた。

感想。

とりあえず自分の気が狂いそうになるくらい彼は本当に可愛かった。

最初は涙目になりながらボクを睨みつけてきたりして強がってたけど途中から良くなってきたのか、とても感じてた。

もう今まで妄想の中で何回も彼を抱き潰してたけど、実際にすると全然違うし夢なんじゃないかと思えるぐらい幸せだったよ。

ついがっついちゃって連続で3回ぐらいしちゃった(まだ足りなかったけど)。

さすがに負担を掛けすぎちゃったから、彼は最後死ぬように寝た。

ボクは蓮くんの寝顔を眺めてたけど、やっぱり何回見てもカッコ可愛いなって実感したし何より恋仲になってとても幸福感に包まれて後を追うように寝た。

ぐっすり眠って蓮くんの携帯のアラームで目が覚めたけど、蓮くんは未だ起きなかった。

相当疲れてるんだろうね。
少しだけ罪悪感を感じたけど、仕方がない。
だって彼が可愛いのが悪いし。

寝顔も相変わらず可愛いな、と思ってると本格的に下半身に熱が集中する。

さすがに連日だと負担掛けるから、と思っていたんだけど寝ぼけてる蓮くんはボクの方にすり寄ってきては抱きついてきた。

……本当にこの人は何度ボクの心を奪えば気が済むのかな。

しかも無自覚な所が大半だし本当に頭抱える。

軽く息を吐いて理性を保っていると、蓮くんはゆっくりと目を開かせた。

瞬間、蓮くんは目を細めて口角を上げてボクを見た。

その顔が、すごく綺麗で、可愛くて。
こんな可愛い人がやっとボクの恋人なんだと実感した。

「おはよう」

「お、おはよ……」

ボクはこの人を一生手放さないと心に誓った朝だった。

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「なんか蓮さん雰囲気変わったよな」

蓮くんの家から、蓮くんと共に楽と龍を迎えに行って現場へ向かう途中、後部座席で朝会ってから押し黙っていた楽が何かを感じ取ったのか蓮くんにそんな事を言い出した。

一方、運転席で運転する蓮くんはサイドミラー越しに楽の顔をチラッと見た後、真っ直ぐ前を見据えて口を開かせた。

「……そう？」

「確かに、そう言われてみれば前より……」

楽の一言で龍も後ろから蓮くんをまじまじと見つめて言う。

蓮くんは、と言うといつになく無表情で運転してるから真意が読みづらい。

だけどずっと蓮くんを見てきたボクには分かる。

……焦りを表面に出さないように、ひたすら余裕ぶってる顔だ。

現に横顔越しでも分かるぐらい、冷や汗かいてるし。