I DOLL−40. ページ40
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ｸﾞﾗﾄﾞﾘｰ「さぁ、まずはお風呂に入ろう。
本当は帰ったらぼくが入るつもりだったから、もう湧いているよ。
11歳は……微妙だね(笑)
とりあえず、1人で入ってみよう。
困ったら、呼んでくれればいい」
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私の背中を楽しそうに押して、
脱衣所に押し込まれた。
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ｸﾞﾗﾄﾞﾘｰ「そこに脱いだ服を入れておいて。じゃあ！」
とだけ言い、
扉を閉めて出て行ってしまった。
『こ、ここ……？』
先ほど支持されたカゴに、
何年も着てボロボロでヨレヨレになったワンピースを入れ
そっと曇りガラスの扉を開ける。
『わっ…』
途端、全身を覆う湯気に驚いた。
『……っ』
ヴィズ達に、熱湯をかけられ遊ばれたことを思い出し
思わず顔が歪んだ。
でも、その時の湯気と違い
その時よりずっと暖かく、
心地よく、私を包み込んでくれるようだと思った。
なんとか読めたシャンプー、
ボディソープの文字を頼りに体と頭を洗い、
湯船にはられたお湯に足を入れた。
『……』
今日は、なんだか色々なことが起こった。
というか、現に起こっている。
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麻酔を打たれ、
人間屋に連れられ、
オークションに出され。
知らないお爺さんが、私を高額で買って
鎖を外して海に入れ
奴 隷じゃない、と言われ
そして、お風呂に入れてもらっている。
最初より警戒心や恐怖心は薄れたとはいえ、
下手に期待をして地獄に落とされたくない、と
なんとも臆病な理由を付けて
覚悟を決めるように両頬をパチンと叩いて湯船から上がった。
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百瀬(プロフ) - もみじさん» 返信遅れてしまいすみません（；-；）ありがとうございます！ (2019年1月26日 14時) (
レス) id: 50ca592013 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬(プロフ) - みかんさん» 返信遅れてしまいすみません(;_;)ありがとうございます(笑) (2019年1月26日 14時) (レス) id: 50ca592013 (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - コメントみてて作者さんはすごくいい人だと思いました！強く言われてもきちんとかえしていてかっこいいです！応援してます！！ (2019年1月16日 23時) (レス) id: a62820a14e (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 神対応ですね笑、作者さん (2018年12月8日 23時) (レス) id: 671a807c78 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬(プロフ) - みらいさん» 返信遅れてしまいすみません。コメント、そして貴重なご意見ありがとうございます。今後の執筆の参考にさせて頂きます！ (2018年12月8日 11時) (レス) id: 50ca592013 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百瀬 | 作成日時：2018年9月8日 21時
