夫婦喧嘩やめてください2nd【3年A組】

66話 ページ25

甲斐「お前はそれでいいのかよ」


甲斐「もう、俺らといなくていいのかよ」


甲斐「それとも、もう俺らといたくないのか」



『…もう、いたくな…い。全部終わったらさよならしようよ…それに！私は裏切り者だよ？？協力者だってバレないように、夜行動するためにご飯に睡眠薬盛ったりもした。…そんな奴といたくないでしょ？』



甲斐「…てめぇは自分が辛いから！苦しくて仕方ないから！罪滅ぼしのつもりでこんなことしたんだろ」



甲斐「みんな巻き込んで、、自分のために！！！」



『そう…だね…』



甲斐「それで！？全部終わったら二度と現れない？？ふざけんじゃねえ。どこまで自分勝手なんだよテメーは」



甲斐「なにが"頼れ"だよ」


甲斐「テメーが1番頼ってねえじゃねぇか！！」



甲斐「俺と同じように、1人で抱え込んでたんじゃねぇか！！」



『っ！！』



甲斐「それでまた！1人で抱え込もうとしてる」


甲斐「お前そんなに自分勝手な行動できんならさぁ、最後まで自分勝手になって────








──── "一緒にいたい"って言えよ」



『…何言ってんの』



甲斐「気づいてねえのかよ」



甲斐「さっきから二度と現れないって言う度に泣きそうな顔してんぞ」



『っ、してないし！！』



甲斐「してる」



『してない！！！！ 「してる！！」…




…なんで隼人にわかんの』



甲斐「どんだけお前の隣にいると思ってんだよ。お前のことぐらい分かるわ」



『…』



甲斐「で、Aは本当はどうしたい…本音で言え」



『一緒にいたいに決まってるじゃん。





でも、私はみんなをひどい目に遭わせた。裏切った。一緒になんていれるわけ…』



水越「…いいんじゃない？」

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