夫婦喧嘩やめてください【3年A組】

13話 ページ14

魚住「夕飯あるのかな」


金沢「あるといいなー、その方が食費浮くし」


花岡「あのさ、少しは危機感持とうよ」


結城「あたし16時からオーディションあるんだけど」


堀部「最悪19時半までには帰りたいな」


『私も21時までに帰りたいな。ドラマみたい。菅ﾀﾞ〇暉さんがでるドラマなんだけどさ、知ってる？？』


小宮山「わかる！かっこいいよね！」


花岡「だから危機感！！」

受験前のように自然とピリピリするクラス。
そしてこの空気を断ち切ったのはさくぽんだった

茅野「どう、しよっか」


甲斐「どうもしねえよ、サツの助けを待ってりゃいい」


諏訪「それ本気で言ってんの？」


『てか隼人警察にお世話になったじゃん』


甲斐「あ？」


諏訪「見たでしょ、警察が動けばどうなるか」


逢沢「確かに、今は先生の指示に従った方がいいかもしれない」


真壁「指示に従うって」


逢沢「どうして景山澪奈が自さつしたのか、その理由を20時までに考えるんだ、じゃないと、本当に誰か死ぬ」


ざわくんさっきからクラスをぶっきーの思うように誘導しようとしてる…？

…気のせいだよね



甲斐「だいたい、なんであいつが景山のことなんか気にすんだよ」


宇佐美「そもそも、ぶっきーって澪奈が死んでから担任になったんだよね、え、だったら関係ないじゃん」


水越「しかも、一昨年うちの高校来たばっかだし」


小宮山「けどおかしくない？一昨年来たばっかの教師が担任するなんて」


逢沢「多分、志願したんじゃないかな、僕が前に景山のドキュメンタリー映画を撮ろうとしてたのはみんな知ってると思うけど、その時、先生が景山をモデルに書いているのを見たことがあるんだ、しかも、僕が撮影した景山の映像を全部ダビングしてくれって頼んできたし」


『その映像撮ってる時に澪奈のことなんか気づかなかったの…?(超小声)』


甲斐「Aなんか言ったか？(小声)」


『なにも(小声)』


宇佐美「きーも、え、それ、好きってこと？」


石倉「まじかよ、それじゃただのロ...」


くらこうがカメラに気づく


甲斐「言ってやれよ、自分が気に入った生徒が自さつした理由が知りたい、ただのロリコン変態教師」


『フェミニストって言ってあげようよ』

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