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「随分とイイ女になったじゃねェか！」
赤髪は満面の笑みで自分の船から声を掛けてきた。
その笑顔は、全くと言っていい程、四皇と恐れられる一人とは思えないモノだ。
「アンタと無駄話をする気なんてこれっぽっちもないンだけど」
「つれねェなァ！昔はもっと愛嬌があったのに」
赤髪とは、今回が初見ではない。
ここ最近はご無沙汰だが、昔は幼かった事もあり無駄に絡んでしまった記憶がある。
「用がないなら行くよ」
船を動かそうとすると、
「ちょっと待ってくれ！ちょっと……いいか？」
「……で、話はそれだけ？」
「大切な一人娘であるお前が頼めば、白ひげだって考えを変えるかも知れない」
赤髪の話とは、"エースを止め、黒ひげことティーチから手を引け"との事だ。
「何で私がアンタの為に一役買わないといけないわけ？」
「俺の為じゃない、お前達白ひげ海賊団の為だ！」
「なら結構。オヤジの答えが私の答えだ」
そう言って睨み付けると、赤髪の表情は一層険しくなる。
「取り返しのつかない事になるぞ！」
「それ以上ふざけた事抜かすと、船沈めるぞ」
「隊長‼」
私の喧嘩腰な発言に焦る隊員達だが、勿論そのつもりはないし、赤髪もそんな挑発に乗るようなヤツじゃない。
「……ハハッ！あんな無邪気な少女が随分と頼もしくなったモノだな」
「当然」
「うちに来るか？歓迎するぞ」
「やなこった」
「お頭〜一日に何回フラれてんだよ〜！」
私の返答になんだか盛り上がる赤髪の船。
さっきまでの緊迫感が嘘みたいに和み、隊員達も落ち着きを取り戻したようだった。
そして、赤髪との接触も何事もなく終え、私達は無事モビーへと戻ったが……
待って居たのは、ご立腹のマルコ。
原因は他でもない、電伝虫を強制終了させた事だ。
「てめェ、勝手に電伝虫を切りやがって！」
「うっさいな〜！いいじゃん、別に何もなかったンだし」
「赤髪と何を話した!?」
「あー………勧誘されたくらい？」
「あの野郎、Aにまで！」
どうやら、マルコも誘われたみたいだった。
だから、赤髪の仲間があんな事言ってたのか。
ホント、何考えてんだか……
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mina(プロフ) - たぴおかさん» 面白いと思って頂けて光栄です！ありがとうございました！m(__)m (2019年10月24日 19時) (
レス) id: 57823d903e (このIDを非表示/違反報告)
たぴおか(プロフ) - 全部読みました！本当に面白かったです……！！長い間お疲れ様でした！ (2019年10月23日 2時) (レス) id: ffbe4e9db5 (このIDを非表示/違反報告)
mina(プロフ) - 柊さん» 読んで頂けただけでも有り難いのに、コメントまで……ありがとうございます！是非、最後まで見届けてやって下さいm(__)m (2019年10月3日 21時) (レス) id: cd099bda74 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 小説読みました！！！ 面白かったです！更新頑張ってください！！ (2019年10月2日 20時) (レス) id: 9cb1ed3aee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mina | 作成日時：2019年7月17日 21時
