【生誕記念】君と涼しい夏の思い出。【まふまふ】 (ページ4)

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4度目の夏。ページ4

……それから1年半。

そらまふうらさかでゲーム実況を録った後。

うらたさんが言い出した。

「なぁ……Aの事なんだけど」

「どうしたんですか?」

僕がそう返すと、少しの間沈黙し、うらたさんが口を開いた。

「俺が2回会って気付いたんだけどさ……」

「なんか、色々おかしくないか?」

……おかしい?

「……どこが?」

そらるさんも同じ事を思っているようだ。

「Aってさ、年齢も名字も言ってないじゃん?
しかもまふは8年前から会ってるから、あの容姿ならどこかしら成長するはずなのに、全然変わらないって言うし。
大体俺達、家も親も見てないじゃん。家なかったらあんな純白ワンピース毎年着てる訳ないしさ?」

うらたさんに言われてﾊｯとした。

よく考えると、僕が毎年なんとなく思っていた事は色々辻褄が合わない。

「全然分からんかった……うらさんいつから思ってたん?」

そらるさんだけでなく、さかたんも全然気づいていなかったらしい。

「数日前かな……俺もちょっと前まで全然おかしいとは思ってなかった」

でも……なんでこんなにも辻褄が合わないのだろう。

こんなに仲良いんだから、本当の事を知りたい。

____真実を知りたくなった、2014年の2月。