Find a little happiness (ページ14)

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Aside

もっと愛されたいそう思うこと思っている自分が怖い

この人は私を最後まで愛し切ってくれるのかな

いつの日か

愛する人から受けた痛かった拳が

愛する人から受ける苦しい言葉のナイフが

　

飛んでくるのかもしれない

でも今よりもっと愛されたい
そう思ってしまうことが怖い

幸せを望むことに今の幸せで満足しないことはそんなの贅沢すぎる

矛盾して混沌としている目の前の感情に目をそむけたくて
そっとしょお君にくっついた

ソファに座ったまラグに座る
私の顔を覗き込む

『どーしたの？悲しい顔して』

「嫌になったら静かにいなくなってね」

『えっ？』

「なるべく何も言わず鍵だけ置いてどっかいってね」

『どうしたの急に』

またそーやって嘘をつくそんなこと望んでないのに

しょお君の顔が見えなくて床一点を見つめる

私達の間に気まずい雰囲気が流れる

あぁ終わったそう思った瞬間

私はゆっくりと静かに優しく向かい合わせに
しょお君の膝に乗せられた

紫耀side

この子は愛情をこうやって確認するんだ

だからこの子にはちゃんと
まっすぐ気持ちを伝えないといけない

いや、つたえたい

そっと膝にのせて彼女の手をにぎって

まっすぐAの瞳を見つめて

『Aのこと死ぬまで愛し続けるから』

『ホントはそんなこと思ってないのにー』

『強がりさんだなぁー』

そうやって抱きしめると
また嗚咽が聞こえて俺の首元に一筋の綺麗な涙が落ちた

その涙って俺を思ってくれてるってことでしょ

愛しいし可愛すぎる

ごめんねと言い続ける彼女にひたすら声をかけ続ける

だいじょーぶ、君のペースで

こうやって愛されてることをお互いに確かめあって

俺のこと好きすぎる君を死ぬ気で守るよ