Find a little happiness (ページ11)

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Aside

「この、資料に誤り無いか確認しといて」

「会議は何時からなの」

毎日死にそうなくらい働いて腐りかけた重い体で家に帰る

帰ってきたらお酒と少量の調味料の入った冷蔵庫を開けてお酒でその日の疲れを流し込む

ふとあたりを見るといつの間にか汚くなっている部屋と大学生の頃の写真

今の立場に不満はない

ただ、代償が大きいくらいだ

仕事が忙しいからそれを理由に断り続けた飲み会
いつの間にか呼ばれなくなったグループLINEの通知

インスタを見ると楽しそうな男女の姿

羨ましくないそう言ったら嘘だ

あぁ私ってお金以外何もないなって思った

そんな日々だった

死ぬまでそうだと思ってた

そんな憂鬱な日々に一筋の光をくれたのは

紛れもなくしょおくんだと思う

最初は

何だあのイケメン保育士、私に興味持つなんてとんだもの好きだなそれくらいだった

『おーい、お疲れだね、ぼーっとして』

『アイス食べるか聞いてるんだけどー』

「いーらない」

『えぇパピコはんぶんこする？』

『食べる！！持ってきて！』

ちょっぴりおせっかいでたまに冷たくしちゃうけどほんとは大好き

ずっーとあいすからずーっとあいしてね

今日も我儘を聞いてくれたしょおくん

戻ってきたら久しぶりにちゅーしてあげよ