6月16日 ページ17
今日は1日仕事で忙しくて、付き合って1000日という記念日なのにAと一緒にいられない事件。
わけありベジーが終わってすぐにAの待っている自宅へと足を進める。
お買い物に行くと言っていたけど、流石にこんなに遅くまで出歩かないだろう。
帰りに、Aが好きって言っていたケーキ屋さんでケーキを買って帰る。
ま「ただいまー！」
いつもはAから『おかえり！』の返事があるのに、今日はない。
電気は点いてるから、いるはず。
ま「A〜？」
リビングに行っても、寝室に行っても、Aの部屋、キッチン、普段は入らない僕の作業部屋…どこを見てもいない。
ま「…A？どこ？」
どこかへ行ったにしても、書き置きや連絡もない。
どこに行ったのか不安に思っていたら、ベランダへと繋がる窓が少しだけ、開いていることに気付いた。
滅多にベランダに行かないのに…とか考えたら、嫌な想像ばかりが浮かぶ。
嫌な汗が背中に伝うのを感じながら、慌ててベランダへ向かった。
ま「Aっ！！」
そこには、柵に肘をついて頬杖をついているAがいた。
僕の声に反応もせずにボーッと外を眺めているA。
後ろからゆっくりと腰に片腕を回し、もう片方は柵に手をつく。
『…まふくん…おかえり』
ま「ただいま…心配したんだから…」
『ごめん…』
Aの消えそうな声に怒ることも出来ずにただただ肩に顔を埋めることしかできなかった。
ま「…なんでここにいるの？」
『ここからだとまふくんが帰ってくるの見えるかなって…見えなかったけど』
こんなに健気に僕を想ってくれる彼女を独りにしてしまっていたことが、申し訳ない。
ま「いつから？」
『ラジオが終わったぐらからかな？』
ま「そんなに前から…」
終わってからだと三時間弱経っている。
何気に腕に触れてみると、とても冷たい。
ま「冷えてるじゃん！」
『え？ あぁ』
ま「家入ろっ！ 身体に悪いから！」
『うん！』
ま「ケーキ買ってきたから明日食べよう？」
『チョコミント！？』
ま「いや、違うけど、気に入ってるね」
笑っているAを見ると、僕は何か出来ているのかと疑問が募る。
ま「何もできなくて…頼りなくてごめんね…」
『支えてくれてると思ってるけど？』
ま「A…すきぃ」
『はいはい、明日の準備しよ！』
ま「うん！」
明日はついに、僕らの結婚式(仮)。
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細胞 - 完結おめでとうございます！毎日の更新は本当に大変だったと思いますが、いつもこの作品に癒されていました。実生活の方がお忙しいと思います。これからも応援してます！ (2018年6月21日 17時) (
レス) id: e784bcfcdd (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも読ませてもらってました。この小説のために学校頑張ってましたし…。約半年間お疲れ様でした！寂しくなったときここに戻ってきます。 (2018年6月21日 0時) (レス) id: 92741a1cff (このIDを非表示/違反報告)
amine(プロフ) - 完結おめでとうございます！本当に終わっちゃうんですね（ ; ; ）毎日とっても楽しませてもらいました！約半年間お疲れ様でした〜！！！ (2018年6月19日 23時) (レス) id: 42958b7668 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊(プロフ) - 完結おめでとうございます！通知くるたびわくわくして読んでいました！また読みに来ます！！今までお疲れ様でした！ (2018年6月19日 22時) (レス) id: 11da187f75 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - 夜咲さん、私も誕生日なんで設定あったけ！？と思いましたよwww (2018年6月12日 22時) (レス) id: a3a1fc3f89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milk | 作成日時：2018年6月2日 20時
