【歌い手】夢と現実の合間で【まふまふ】

26話 ページ29

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ある程度お腹いっぱいになって私はテントの中でゆっくり。



男子勢はまだまだ食べ足りないみたいで、肉！肉！っていいながら目の前でジュージュー焼いてます。









この人の多い海岸でこんなかっこいい人たちが揃いも揃ってBBQしてたら


まぁ

そりゃ少しは目立つもので。




さっきから通りすがる女の子たちが

「うっわ！！！あの茶髪の人めっちゃかっこいい！！！！」

「ほんとだ！！！...あっ黒髪の人もいいー！」


とか言ってる会話がすごく耳に入ってくる。





本人たちは気になってないのかな笑



...食べるのに夢中で聞こえてないのか。

当の本人たちは気にもとめてないみたい。






私の盗み聞き統計データによると

「黒髪パーマのお兄さん」ことそらるさんと
「茶髪のメガネさん」こと天月さんが同率一位くらいで、
「茶髪の黒Tシャツ」ことまふまふさんが二位ね、ふむふむ、、、。


なかなか会話聞くのおもしろい、、





一人でニヤニヤしていると


「あー、ジュース無くなったー！」


と声があがった。



私が来た頃にはいっぱいあったジュース、もうなくなったのか。



「私もうお腹いっぱいだし、買ってきますよー！なにがいいですか？」



「え、ほんとに？ありがとう！！おまかせするー！」


「わかりましたー！いってきます！」


いってらっしゃーい、とみんなに見送られ
近くのスーパーへ。








...行こうと思ったのだけど。






「おねーさんどこいくのー？」


大学生くらいの、3人組の男の人に話しかけられた。


こういう人たち嫌い...



「ちょっと買い出しに...」



「えー、そんなの他の人に任せて遊ばないー？」


腕を掴んでくる。

なんかこういうのよくあるベタな展開だけど
少女漫画みたいに誰かが助けに来たりー、なんてないよね




「えっと...いいです」


「は？断んの？ノリわりー。可愛いんだからさ、黙ってホイホイついてくりゃいーの。」


ぐいぐい引っ張られる。


何回かこういうことはあったけど
こんなに強引な人たち初めて...




怖い。





「やっ...！！」



助けて...っ！！！






「なにやってんの？」



この、声。

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