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「マサイ、お茶をくれる?」

マ「はい、御嬢様。」

機械人形“オートマタ”
大昔にある博士が遺していった機械。
その機械は“世界を破壊できる力を持つ”といい、
たくさんの人に狙われてきた。
だが、彼女を手にする者はいなかった。
単純だ、彼女が強すぎるからだ。
彼女は自分を道具だと思っている人を嫌った。
だから、自分を利用するために近づいてくる人々は全員殺した。
そして付いた異名は...【真紅の薔薇】。
血で紅く染まった白いドレスの彼女は余りにも美しかった。
「おやすみなさい、哀れな魂さん。」
転がった死体に放つ言葉さえも美しく思わせるほどに。

そして、狙われるうちに、彼女は人間を嫌うようになった。
.....人間は醜く、汚いものだ、と。
そうして、彼女は森の奥。
ある日出会った1人の執事を連れ、
豪邸をつくり、暮らすようになった。

マ「どうぞ。」

「ありがとう、マサイ。」

ごくっ

「やっぱり、マサイの作るハーブティーは美味しいわね。」

マ「ありがとうございます。」

「ねぇ、マサイ。」

...そんな彼女の願いは1つ。

「私を殺してくれる人はいつ現れるの?」

自分が殺されること。

マ「またその話ですか?」

「だって私、もうすぐで322歳なのよ?もう、生きていくことに疲れたの。貴方はまだ若いじゃない。」

マ「...よく、自分の年を覚えていますね。」

「...悪かったかしら?」

マ「いいえ。」

「撃たれても、刺されても...何をしても死ねないんだもの、ほんと、あのバカ博士が、何を思ってつくったんだか。」

マ「御嬢様、あのお方に向かって、そんな暴言はいけませんよ?」

「バカくらい別にいいじゃないの。バカくらい。」

マ「はいはい、分かりましたって。」

「何よそれ!!私のほうが偉いのよ?321歳なのよ!?扱いが酷いわ!!」

〜♪〜♪〜♪

マ「誰か来ましたよ。御嬢様。」

「もう、勝負はお預けよ!!もう、マサイのバ〜カ!!」

ガチャ...

バンッ!!

扉を開けたらすぐ、銃声が響いた。

2.→



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りるりる(プロフ) - レウさん» ですよね!!マサイさんは重要な鍵を握る人物なので、注意深く読んで欲しいです!! (2018年1月19日 22時) (レス) id: 2275e8f96f (このIDを非表示/違反報告)
りるりる(プロフ) - Ririn☆さん» ありがとうございます!!更新頑張ります!!やっぱりマサイが執事って素晴らしいですよね((殴 (2018年1月19日 22時) (レス) id: 2275e8f96f (このIDを非表示/違反報告)
レウ - マサイかっけぇぇぇぇ!!!! (2018年1月19日 21時) (レス) id: ad3d79f394 (このIDを非表示/違反報告)
Ririn☆ - マサウィイイイイイイi(((殴 主さんは神ですか!!!? マサイが執事とか夢主そこよけろぉおおおおo((((殴 更新頑張ってください!(痛い...) (2018年1月14日 15時) (レス) id: c59b0f698e (このIDを非表示/違反報告)
りるりる(プロフ) - もっちー@ウオタミさん» コメントありがとうございます!!好みだとは嬉しいです!!更新頑張ります!! (2017年11月28日 22時) (レス) id: 2275e8f96f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りるりる | 作成日時:2017年9月9日 10時

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